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クリーンディーゼルが米国上陸

“黒い過去”から“緑の未来”へのシフトチェンジは可能か

2007年8月3日(金)

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David Kiley (ビジネスウィーク、デトロイト支局上級特派員)

米国時間2007年7月13日更新 「The Coming of Clean Diesels

 映画「フィールド・オブ・ドリームス」。俳優のジェームズ・アール・ジョーンズがケビン・コスナー演じる主人公に、トウモロコシ畑を潰して野球場を作れば「みんなが来る、必ずやって来る」と告げる場面がある。多くの人の心に残る忘れがたい台詞と言えば、これだ。「作りなさい。彼らは必ずやって来る」――。

 ここのところ、自動車ジャーナリストや自動車メーカー、もちろん消費者の多くもディーゼル車に夢中になっている。映画の中で米アイオワ州の真ん中に野球場を作らせたような確信が、これからの5年間、米国人に様々なディーゼル車の選択肢を提供することになるだろう。

 確かにディーゼル車への注目は高まっているし、普及促進への取り組みにも熱が入っているのだが、そこはそれ、自動車メーカーによって温度差がある。米国の自動車購入者の間では、排ガスをまき散らすトレーラートラックのイメージが強いディーゼル車よりも、ガソリンと電気モーターを併用したハイブリッド車への関心の方がずっと高いからだ。

 とはいえ、米国で現在市販されているディーゼル燃料は以前より大幅にクリーンになり、自動車メーカーもディーゼルエンジンの大気汚染対策を講じてきた。複数のメーカーが今後3年間で新たなディーゼル技術を米国市場に投入する計画を進めている。ハイブリッド技術に匹敵する人気と需要を勝ち取ろうという勢いだ。

積極攻勢に出るGM、州ごとに異なる規制が壁

 アジアや米国のメーカーに先駆けてディーゼル車の普及を図ってきたのはドイツ勢だ。ドイツの自動車メーカー各社はディーゼル技術開発に多額の投資を行い、新車販売台数の45%前後をディーゼル車が占める欧州市場の需要を満たしてきた。

 しかし7月上旬、米ゼネラル・モーターズ(GM)副会長兼製品開発総責任者のロバート・ラッツ氏は野心的なディーゼル車計画を明らかにした。9月に開催されるフランクフルト国際自動車ショーで、ハイブリッドシステム「e-flex(イーフレックス)」に組み込む新型ディーゼルエンジンを発表するという。

 イーフレックス駆動システムでは、従来のディーゼルエンジンもしくはガソリンエンジンでバッテリーを充電し、電気モーターに電力を供給する。GMは来年1月の北米国際自動車ショーで、同システムを搭載した「サターン・オーラ」を披露する。GMのディーゼルエンジンは2008年に欧州の「オペル・ベクトラ」に、2010年に「サターン」に搭載される見通しだ。

 ディーゼル車の普及を妨げる障害の1つは、州によってディーゼル車に対する規制が異なることだ。GMのシステムは、独メルセデス・ベンツや独フォルクスワーゲン(VOWG)、独アウディの新システムとは異なり、全米50州すべてで基準をクリアしているわけではない。

 「ディーゼル車への期待は高まっているが、50州どこでも同じように売れるわけではない。カリフォルニア州や、カリフォルニア州と同様の環境基準を採用している州は対象外だ」と、GMのラッツ氏は言う。

ディーゼル技術で10年リードした欧州

 これまでのところ、ドイツ勢と米国勢はハイブリッド分野のリーダーの座をトヨタ自動車(TM)とホンダ(HMC)に譲ってきた。メーカーにとっても消費者にとっても高くつくからだ。一方で、メルセデスやGMなどの欧米企業はこの10年間、欧州向けにクリーンディーゼル技術を開発せざるを得なかった。そうした投資効果を最大化させるために、今、米国でのディーゼル車普及に躍起になっているのだ。

コメント5件コメント/レビュー

GMの発言と,ヨーロッパのディーゼル事情.根っこは1974年に遡ります.或る発明が出発点です.本人が言うのだから間違えありません.今,GMの資本が入っている日本の或る自動車メーカーが発明した事になっています.この件に多少の関わりのある論文を日本ガスタービン学会の定期講演会(9月19・20日)提出済み.日本ガスタービン学会誌に掲載されています.(2007/08/19)

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GMの発言と,ヨーロッパのディーゼル事情.根っこは1974年に遡ります.或る発明が出発点です.本人が言うのだから間違えありません.今,GMの資本が入っている日本の或る自動車メーカーが発明した事になっています.この件に多少の関わりのある論文を日本ガスタービン学会の定期講演会(9月19・20日)提出済み.日本ガスタービン学会誌に掲載されています.(2007/08/19)

ホンダ自動車がハイブリットからディーゼルに方針転換したというので関心がありました。ホンダ自動車の方向に期待を寄せています。(2007/08/17)

ATが主流で、一般ユーザーが高回転までエンジンを回すことない状況で、ディーゼルのほうがいいと感じています。まして、エンジンを回さないでも高トルクで走れますので、高級車向けになります。振動と音さえ消せれば。都知事の影響も大きいですが、日本メーカの出すディーゼル車はけちな人はどうぞというイメージでしたね。いまだに、ディーゼルハイブリットがでないのは不思議です。(2007/08/11)

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