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原油価格はどこまで上がるか

OPECの供給抑制が続けば年内にも「1バレル90ドル」へ

2007年8月3日(金)

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Stanley Reed (BusinessWeek誌、ロンドン支局長)

米国時間2007年7月20日更新 「Oil: OPEC in Charge, $90 on the Way?

 この数カ月、原油市場は激しく動いた。2007年初めに1バレル60ドルを割り込んだ原油相場はその後大きく戻し、米国産標準油種(WTI=ウエスト・テキサス・インターミディエート)は現在1バレル76ドル前後。昨年8月以来の最高値で取引されている。

 さらに驚くべきは、比較的重質で低品質の原油を対象にしたOPEC(石油輸出国機構)バスケット価格が7月19日に、1バレル73.23ドルという史上最高値をつけたことだ。OPECバスケットは通常、北海ブレントやWTIといった欧米のマーカー原油よりかなり割安に取引されるが、米国や新興市場の旺盛な需要が消費を押し上げたことによって価格差が縮小した。

需給バランスが崩れ、原油価格は高騰へ?

 市場心理は比較的短い間にほぼ180度転換した。昨年秋時点では、需要の伸びの鈍化とともに、OPEC非加盟国による供給過剰が懸念されていた。しかも、OPECは西欧諸国の備蓄タンクを十分満たすだけの原油を生産する意欲があるかに見えた。

 ところが数カ月後、そうした読みがすべて間違いだったことが明らかになり、商品トレーダーは原油先物の買いポジションを記録的な水準まで膨らませた。期待されていたOPEC非加盟国からの大量供給は、プロジェクトの遅延や減産、油田の老朽化に伴う生産量の急減により実現しそうもない(BusinessWeek.comの記事を参照:2007年6月28日「The Problem's Not Peak Oil, It’s Politics」)。

 英投資銀行バークレイズ・キャピタルのアナリストであるポール・ホーンセル氏とケビン・ノリシュ氏は、OPEC非加盟国の新規供給量を2007年はせいぜい日量50万バレル程度、2008年にいたってはゼロと見積もっている。

 一方、需要は堅調な伸びが見込まれ、今年と来年は日量150万バレル前後の新規需要が生じる見通しだ。だが、これだけの新規需要を満たせるかどうかは、ほぼ全面的にOPECの意向にかかっている。OPEC産油国は年初の相場急落で痛い目に遭ったため、供給の引き締めにかかっているのだ。

 「世界の原油生産量は昨年より日量100万バレル以上減少しているが、逆に世界の需要は日量100万バレル以上増えている」。米ゴールドマン・サックス(GS)ロンドン支店のアナリスト、ジェフ・カリー氏はこう指摘する。

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