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中国プライベートエクイティ時代の幕開け

中国株式市場の活況で国内外のファンドが殺到

2007年8月9日(木)

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Frederik Balfour (BusinessWeek誌、アジア特派員/香港)
Xiang Ji (BusinessWeek誌、香港支局記者)

米国時間2007年7月24日更新 「Private Equity in China Comes of Age

 世界の金融界、経済界のあり方を変えてきたプライベートエクイティ(非上場株)の大波。その勢いはとどまることを知らない。

 英調査会社ディーロジックによると、ブラックストーン・グループ(BX)、カーライル・グループ、ゴールドマン・サックス(GS)、コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)、テキサス・パシフィック・グループなどの大手ファンドは昨年、取引所を通さない企業買収や上場予定企業への出資に全世界で7374億ドルのカネを投じた。一昨年の2倍を超える投資額だ。今年も上半期だけで6300億ドル相当の取引が成立した。

 だが、この世界的な買収ブームは、最近まで中国を素通りしてきた。中国政府が外資系ファンドの動きに目を光らせてきたことが一因だ。昨年9月には、中国企業が自社資産を海外の持ち株会社に移転する場合の規制を大幅に強化。中国本土企業の株式を海外市場で上場して投資を回収しようとする外資系プライベートエクイティ投資会社にとって大きな痛手となった。

 しかし今、株式市場の活況と力強い経済成長のおかげで、中国におけるプライベートエクイティの活動に明るい兆しが見え始めている。上海および深セン証券取引所は振れが激しいものの、年初来それぞれ58%、117%上昇してきた。

 そして、活況を呈する株式市場が新規上場の意欲を高め、果敢にリスクを取るプライベートエクイティ投資会社に格好の出口戦略を提供している。「中国にはチャンスがごろごろ転がっている」と、ソフトバンク中国ベンチャーキャピタルの薛村禾(チャウンシー・シェイ)CEO(最高経営責任者)は言う。

中国国内のプライベートエクイティは地元政府と密着

 確かにプライベートエクイティ取引の件数はまだ少なく、米トムソン・フィナンシャルの調べでは、今年に入ってからは24件にとどまっている(昨年同期は22件)。金額ベースでは年初から7月17日までの累計で6億7800万ドルと、昨年同期の42億ドルから84%減少している。

 しかし、こうした数字には歪みがある。昨年はゴールドマン・サックス、独アリアンツ(ALIZF.PK)、米アメリカン・エキスプレス(AXP)の連合体が上場前の中国工商銀行(ICBAF.PK)に38億ドル出資するという大型案件があったからだ。

 これまで中国国内のプライベートエクイティ投資会社は、特定の企業あるいは地方政府・行政区と結びついていた。最も有名なのはホニー・キャピタル(弘毅投資)。パソコン大手レノボ・グループ(LNVGF.PK)を傘下に抱えるレジェンド・ホールディングスのプライベートエクイティ部門である。

 ホニー・キャピタルの運用資産は7億2000万ドルに上り、主要投資家としてゴールドマン・サックスやシンガポール政府系投資会社のテマセク・ホールディングスなどを抱えている。

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