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エイサーとレノボ、骨肉の争い

ゲートウェイ買収で“面子”の戦いはさらに加熱

2007年9月7日(金)

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Bruce Einhorn (BusinessWeek誌、アジアコンピューター業界担当記者)

米国時間2007年8月27日更新 「With Gateway, Acer Foils Lenovo

 アジアで、パソコンメーカーの競争が熱い。中国本土のレノボグループ(聯想集団)と台湾のエイサー(宏碁電脳)の激突である。

 レノボが2005年に米IBM(IBM)のパソコン部門を買収して以来、両社は米ヒューレット・パッカード(HPQ)、米デル(DELL)に次ぐパソコン販売世界第3位の座を巡る争奪戦を繰り広げてきた。エイサーの第2四半期の純利益は前年同期から36%も減り6100万ドルとなった。もちろん、レノボとの競争の影響が大きい。

 事はパソコン市場の競争にとどまらないところが、この対決の微妙なところだ。中国本土と台湾の間の政治的な緊張関係が常につきまとうからである。1949年に毛沢東が中国本土を掌握し、蒋介石が海峡を越えて台湾に逃れてから数十年たった今も、いまだに解決されていない問題である。

 レノボは中国本土のパソコン最大手であり、中国が世界の技術大国となるという悲願を達成するための中核的な存在だと、共産党幹部たちは考えている。

 一方のエイサーは台湾最大手。台湾は既に世界のIT(情報技術)の中心地としての座を獲得しており、これからもそうあり続けることが最大の課題である。ただ、その一方で、台湾を再び中国本土に併合しようとする中国本土からの政治的圧力に常にさらされている。

 そうした力関係を頭に入れて見ないと、レノボとエイサーの戦いが激化している背景を理解できない。

先手の動きを後手が封じる

 8月27日の午後遅く、台北において、エイサーは米パソコン第3位のゲートウェイ(GTW)を7億1000万ドルで買収すると発表した。これによって、エイサーはレノボを抜いてパソコン世界第3位に躍り出る。しかも、これには別の狙いもある。レノボの欧州におけるシェア拡大計画を阻止することである。

 エイサー買収の発表に先立つ8月8日、レノボはオランダのパソコン大手パッカード・ベルの買収交渉が進行中であることを明らかにした。欧州市場でのシェアを一気に高めることが狙いである。「欧州でエイサーに大きく水をあけられていることがレノボを突き動かした」と、米調査会社ガートナー(IT)のパソコン担当アナリスト(シンガポール)、マーティン・ギリランド氏は言う。

 実は、エイサーもパッカード・ベルに食指を動かしていると噂されていた。レノボの発表は、エイサーにとってはかなり痛いはずだった。

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