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マカオで一発大勝負!

“中国のベガス”に本家が進出、世界最大のカジノに賭ける

2007年9月11日(火)

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Frederik Balfour (BusinessWeek誌、アジア特派員、香港)

米国時間2007年8月28日更新 「Betting Big on China's Vegas

 米カジノ経営大手ラスベガス・サンズ(LVS)のシェルドン・アデルソン会長兼CEO(最高経営責任者)は、賭けではいつも強気、強気である。そのアデルソン氏が一世一代の大博打に出た。

 8月28日、中国の特別行政区マカオに「ベネチアン・マカオ・リゾート(澳門威尼斯人度假村酒店)」をオープンしたのである。巨大カジノ、ホテル、会議場からなる一大複合施設で、総工費はなんと24億ドル。

 しかも、これはほんの手始め。2009年末までに桁違いの120億ドルという巨費を投じて、さらに14棟のカジノホテルを建設する計画なのだ。客室数は合計2万室。香港からフェリーで1時間の旧ポルトガル領の埋め立て地、コタイ地区に建設される予定だ。

ラスベガスをアジアに再現

 「アジアの歴史に残る、記念すべき娯楽施設の誕生だ。私の長年の夢がようやくかなおうとしている。アジアの人々のために、娯楽の殿堂ラスベガスをこのアジアの地に再現するという夢が…」。オープンの数時間前、ベネチアン・マカオで行われた記者会見でアデルソン氏は誇らしげに語った。ドアの外には既に数千人のギャンブル好きが押すな押すなの大行列を作っている。

 とにかく、“大きい”なんてものではない。ラスベガス・サンズによれば、一度に建設された建築物としては、オランダにある花の倉庫に次ぐ世界第2位の規模なのだという。ちなみに、米ワシントン州シアトル郊外にある米ボーイング(BA)の工場の方が大きいのだが、工期をいくつか重ねて建設されている。

 さて、ベネチアン・マカオの客室は3000室。ベニス風の運河を行き交う51艘のゴンドラ、1万5000席の屋内競技場、120万平方フィートの会議場を擁している。カジノには、870卓のテーブルと3400台のスロットマシンを備え、広さは55万平方フィート。これまた世界最大だ。施設内で働く約1万人のスタッフに食事を提供するカフェテリアでは2万膳以上の箸が用意されている。

無謀な賭けではない

 当初は、コタイ地区に確保した用地に、大手ホテルチェーンを誘致する予定だったが、どこからも申し入れがなかったため、戦略を見直した。建設は自社で手がけ、運営は世界的に有名なホテルチェーンに任せる方式だ。具体的には、カナダのフォーシーズンズ・ホテルズ、米シェラトン、米セントレジス(HOT)、米ヒルトン・ホテルズ(HLT)などである。

 マカオのホテル施設にそれだけの巨費をポンと投じるのは、いかにもリスクが高いように思える。だが、ラスベガス・サンズのウィリアム・ワイドナー社長兼COO(最高執行責任者)は無謀な賭けではないと言う。「ラスベガスのストリップ(大通り)に2万室を確保するのと同じなんだよ。ストリップのど真ん中が120億ドルでそっくり手に入るなら、誰だって今日にでもカネを振り込むさ」。

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