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江沢民、胡錦濤、そして次期「総書記」
3代続く共通点は何になる?

最高指導部を支える「安徽省人脈」

2007年9月21日(金)

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李克強の「常務委員会」入りはほぼ確実か

 現在のところ中央委員である李克強が政治局常務委員になるには1ランク上の政治局員を跳び越して2段跳びすることが必要であるが、最近の中国ウオッチャーの分析では政治局常務委員会入りはほぼ確実としている。そうなれば、李克強は2012年に開催される共産党第18回全国代表大会後の第18期1中全会で胡錦濤の後任として総書記に就任する可能性は高い。その李克強も安徽省の省都・合肥市から北東に80キロメートル程にある定遠県出身の安徽省人なのである。

 さらに、党内序列第5位で国家副主席の曾慶紅。彼は1989年に江沢民が上海市党委員会書記から 総書記に昇格した際に上海から引き連れてきた側近中の側近であり、江沢民グループの中核的存在である。この曾慶紅の本籍は江西省吉安市なのだが、出生の地は上述した江沢民の旌勝県から北へ50キロメートルの距離にある安徽省涇県である。因みに、江沢民総書記時代の総理であった朱鎔基も本籍は湖南省長沙市だが、先祖の地は上記の涇県からさらに20キロメートルほど北上した安徽省南陵県である。こうなると、霊峰「黄山」の北側には何か秘められた力が作用していると思わざるを得ない。

 2012年に李克強が中国共産党の総書記に就任すれば、何と「江沢民」「胡錦濤」「李克強」と3代続けて中国を統治する最高指導者が安徽省と強いつながりを持つことになる。「江沢民」「胡錦濤」と2代にわたる総書記の先祖の地が30キロメートルしか離れていないことだけでも驚きだが、安徽省につながる総書記が3代続くとすれば快挙である。第17期1中全会で決まる政治局常務委員会(現状9人)のメンバー構成がどうなるかは予断を許さないが、当確な胡錦濤、呉邦国に加えて李克強が常務委員になれば安徽省人が3人となる。

 こうした背景を知って筆者も「安徽省人脈」のすごさに納得した次第である。

 なお、現在のところ中国の1級行政区(23省・5自治区・3直轄市)に安徽省出身の党委員会書記は李克強の他に4人いる。汪洋(重慶市)、儲波(内蒙古自治区)、劉奇葆(広西チワン族自治区)、王珉(吉林省)の4人である。31分の5という比率もすごいものがある。

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「江沢民、胡錦濤、そして次期「総書記」
3代続く共通点は何になる?」の著者

北村 豊

北村 豊(きたむら・ゆたか)

中国鑑測家

住友商事入社後アブダビ、ドバイ、北京、広州の駐在を経て、住友商事総合研究所で中国専任シニアアナリストとして活躍。2012年に住友商事を退職後、2013年からフリーランサーの中国研究者として中国鑑測家を名乗る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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