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北京オリンピックを控え
政府が国民に発表した「常識」「マナー」

「裸になるな」「唾吐くな」「外国人と一緒の写真を強要をするな」

2007年9月28日(金)

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 河南省周口市から安徽省界首市へ向かう高速道路が安徽省に入る手前の河南省側に料金所がある。筆者は2007年7月の出張の際にタクシーで河南省から安徽省へ移動し、この料金所を通過した。料金所には数台の車が列を作っており、筆者の乗るタクシーの前には安徽省ナンバーのパトカーが順番待ちしていた。パトカーが料金を支払う順番となった時、パトカーの窓が突然開き、最初にペットボトル、次にゴミが詰まったプラスチック袋が無造作に外へ放り投げられた。

ゴミの不法投棄は誰が取り締まる?

 ゴミは安徽省に持ち帰らず、河南省に捨てていく、ということなのかもしれないが、ゴミ処理を終えたパトカーは料金を支払うと何事もなかったかのように悠然と走り去った。ゴミの不法投棄の取り締まりは公安警察の仕事ではないのか。

 安徽省の省都・合肥市にある5スターホテル「合肥古井假日酒店」(=「ホリデーイン合肥」)の2階に、「24小時通宵麺館」という終日営業の麺類や飲茶を主体とする香港資本のレストランがある。筆者は合肥市に滞在中に、この「24小時通宵麺館」で数回食事をした。中国の一人旅で毎回悩むのはレストランの選定だが、同麺館は閉店時間を気にする必要がなく、価格も手頃でおいしかったのがその理由である。

 7月16日の夜8時頃、筆者は「24小時通宵麺館」で麺を注文してから麺が届くのを待っていた。手持ち無沙汰で周りを見渡すと、壁際のテーブルに既に食事を終えた30代後半で口うるさそうな母親と10歳位の娘が何やら言い争っている。

 そうこうする内に、母親が隣のテーブルを指差すと娘は隣のテーブルに移動し、テーブルの上のコップに入っている紙ナプキンを数枚手にした。それを見た母親が尖った声で「全部持って行きな」と叫ぶと、娘は紙ナプキンの束をつかんでレストランを走り出ていった。

 筆者は当初この意味が分からなかったが、レストランの透明ガラス越しに娘の向かった方向に目をやるとトイレの表示があり、娘は紙ナプキンを持ってトイレに行ったものと推測された。筆者は「従業員が手で折って準備した紙ナプキンを持ってトイレに行けという母親は呆れたものだ」と腹立たしい気分で母親を睨みつけたが、娘は一向に戻ってこない。

呆れた母と娘

 7~8分の時間が経過し、筆者が注文した麺がテーブルに届けられた時、娘が紙ナプキンを片手に持って戻ってきた。「これはどう見ても”大用”を足してきたとしか思えないが、紙ナプキンをトイレットペーパー代わりにするとは何事か」と筆者は改めて母親を睨みつけた。

 娘は母親の待つテーブルに戻るや紙ナプキンの残りをどうするかと母親に聞いたようだ、すると母親は娘に強い口調で何か言い、娘は紙ナプキンを元のテーブルのコップに戻した。丁度その時、頼んでおいたらしい食べ残しを包装したものが届けられ、母娘2人は会計を終えて帰っていった。レストランの紙ナプキンをトイレ用紙に使うということだけでも常識を疑うが、”大用”に使った紙ナプキンの残りをテーブルに戻すという神経には、さすがの筆者も呆れ果て、怒り心頭でせっかくの麺を味わうことなく掻き込んでいた。

【最終ページにアンケートのお知らせがございます。是非、ご覧ください。】

コメント30件コメント/レビュー

最近日本について北村さんはお分からないようですね。「スーツをはいた猿」と表現したら、傷つく人がいるかもしれない。夜残業して帰宅途中で、公園で小便、排泄しているわ。翌朝仕事行く途中、近所の幼稚園の子供たちはその公園の砂場で遊んでいる...「汚い」ということは世界共通ですよ。(2007/10/08)

「世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」」のバックナンバー

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「北京オリンピックを控え
政府が国民に発表した「常識」「マナー」」の著者

北村 豊

北村 豊(きたむら・ゆたか)

中国鑑測家

住友商事入社後アブダビ、ドバイ、北京、広州の駐在を経て、住友商事総合研究所で中国専任シニアアナリストとして活躍。2012年に住友商事を退職後、2013年からフリーランサーの中国研究者として中国鑑測家を名乗る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

最近日本について北村さんはお分からないようですね。「スーツをはいた猿」と表現したら、傷つく人がいるかもしれない。夜残業して帰宅途中で、公園で小便、排泄しているわ。翌朝仕事行く途中、近所の幼稚園の子供たちはその公園の砂場で遊んでいる...「汚い」ということは世界共通ですよ。(2007/10/08)

上には上がいるというのは名言ですが、やはり中華民国はただ者ではないですね。マナーの悪さなら、日本人も負けてはいませんが、トイレに持っていったナプキンを元に戻すとは!。でも、あるスーパーで、豆腐を床に落とした老婆(紫のラメ入りの派手な服装)が、何事無かったように、中身がぐちゃぐちゃになった豆腐を元の棚に戻したときは、さすがにびっくりしましたが。どこの国にも異常な連中は存在するものなのですね。日本でも、少し規模が小さいだけです。痰吐き(絨毯へはさすがに見たこと無いですが)、立小便、ホテルの備品窃盗、食品偽装など、日本では日常茶飯事です。躾の大切さを実感する今日この頃です。(2007/10/03)

北村先生のレポートや読者方のコメントを読んで、思ったことを書かせていただきます。北京、広州の駐在を経て、中央大学政策文化総合研究所客員研究員、中国環境保護産業協会員、中国消防協会員である北村先生が、日本のことが知らなすぎではないか?日本と中国を比べていないと思いますが、中国のことを長い時間を費やして批判しても、日本がよくなるとは思いませんが。はやく日本に戻ってきて、日本のことをもっと知って、日本のために力を発揮してください。というかあなた、日本人でしょう。(2007/10/03)

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