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宇宙起業家の次なる野望

民間宇宙船の次は空中レース

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2007年10月2日(火)

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 カリフォルニア州のモハベ砂漠で、新しいレース競技が誕生しようとしている。「スペースシップワンの故郷にようこそ」と書かれた看板が出迎えてくれる小さな格納庫で、技術者たちが初のレース用航空機を慎重に組み立てている。実験用飛行機とロケットを合体したような変わった機体だ。

時速320マイルで空中レースが繰り広げられる?

時速320マイルで空中レースが繰り広げられる?

 計画通り進めば、初飛行は10月になる。来年には同じような航空機6機のエンジンが一斉に点火され、垂直方向に飛び立つ。10フィート(約3m)の黄色い噴射光を吐き出しながら約1マイル(約1.6km)上昇し、空中に垂直に設定された巨大な仮想レースサーキットを最高時速320マイルで周回する。各機のサーキットは数百フィートずつ離れているだけだ。

 全米ストックカーレース(NASCAR)は臆病者のスポーツ。ロケットレースこそ、米国で最も危険で最もうるさく、最もバカげた新しいスポーツになるに違いない。

 主催団体「ロケット・レーシング・リーグ(RRL)」の生みの親はピーター・ディアマンディス氏(46歳)。彼が全米の注目を浴びたのは2004年10月、同氏率いる非営利団体X賞財団が大富豪ポール・アレン氏の出資するチームに1000万ドルを贈った時だ。これは、民間初の有人宇宙船スペースシップワンで2週間に2回、地上100kmの宇宙飛行に成功したことへの賞金である。

宇宙旅行時代の究極の娯楽?

 以来ディアマンディス氏は宇宙旅行業に進出し、特別仕様のボーイング727型機で無重力を体験する3500ドルのツアーを3000件以上販売。カザフスタンで打ち上げるロケット宇宙旅行(2500万ドル)に5人の予約を受けた。

 観光と娯楽こそ「宇宙飛行が人を引きつける産業」だとする同氏は、2つの結合を目論んでいる。

 10月に予定されているレース用ロケットのデモ飛行は、同氏が毎年ニューメキシコ州で開催する宇宙科学イベント「Xプライズ杯」に合わせて行われる。

 このイベントでは、民間の宇宙技術者チームが月面への着陸と再噴射によって地球に帰還する操作シミュレーションで競い合い、最もうまかったチームが米航空宇宙局(NASA)からの賞金200万ドルの一部を受け取る。

 ロケットレース事業におけるディアマンディス氏のパートナーは、ベンチャーキャピタリストのグレンジャー・ホワイトロー氏。宇宙に取り憑かれた金持ちの1人だ。今2人がなすべきことは実際に数機を飛ばし、レース機に1200万ドルを払ってレースに参加するチームをあと3つ探すことだ(既に3チームは参加表明している)。レースを放送してくれるテレビ局も探さねばならない。

 今のところ、資金集めも有名人集めも問題なく進んでいる。資本家でヨットの「アメリカズカップ」優勝者ウィリアム・コッホ氏やゲーム業界の大物ラミー・ワイツ氏らから総額1000万ドル近くを調達。コッホ氏とワイツ氏はともにRRLの取締役会に加わった。

 また大西洋無着陸横断単独飛行に成功したチャールズ・リンドバーグの孫エリック氏をスポークスマンとして迎えた。

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