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中国共産党大会が開幕へ

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2007年10月9日(火)

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 中国共産党の全国代表大会は、活力を欠いた古い中国への逆行のように見えるかもしれない。

 5年に1度開催される党大会で中国国民が目にするのは、現実社会主義を記念して北京の中心部に建てられた人民大会堂内に2000人以上の官僚が集結する映像だ。真っ赤な共産党旗で埋め尽くされた広大な講堂で、官僚は延々と仰々しい演説を聞いたうえ、ほぼ満場一致で採択する。

 しかし、10月15日に開催される第17回党大会に向けて中国各地から集結する官僚らは、今回の大会が単なる儀式ではないことに気づくはずだ。確かにトップの顔ぶれは変わらず、胡錦濤国家主席と温家宝首相が今後5年間、引き続き実権を握ることはほぼ確実だ。だが、彼らに続く新世代の指導者が重要なポストに昇格する見込みだ。

 中国で事業展開する外資系企業や中国の貿易相手にとって最も重要なことは、新たな指導者層が市場経済のルールに精通しているということだろう。新指導者の多くは、中国の改革の前線で戦い、複雑な経済を運営するスキルを備え、古い世代が抱く外国人への不信感を払拭してきた。

 無論、米国の制度をそのまま中国に導入するようなことはない。だが、彼らが欧米諸国と行う対話はかつてないほど洗練されたものになりそうだ。

英語に堪能な新世代

 今50代の新たな指導層は文化大革命の混乱と暴力の中で成人を迎えた。そして、彼らの多くは1970年代後半に鄧小平氏が経済改革に乗り出した後に、政治家としての活動を始めた。

 「新世代の指導者たちは、より革新的かつ実利的で、先進的であると見られている」。英広告大手WPPグループ傘下にあるオグルヴィPR中国のスコット・クロニック社長はこう語る。

 胡国家主席と温首相が青年期を過ごしたのは、外部とほとんど接触のない人里離れた中国西部だった。それに対して、新指導者の多くは英語に堪能で、世界各国を旅して回っている。欧米の大学で学んだ者も少なくなく、社会科学、経済学や法学の上級学位取得者も多い。

 その代表的な人物が、現在、中国人民銀行総裁を務める周小川氏である。元経済学教授で、英語も流暢に話す同氏は、金融担当副大臣の有力候補だ。中国を代表する経済要人である同氏の手腕は、米連邦準備理事会(FRB)のアラン・グリーンスパン前議長やベン・バーナンキ現議長、その他の中央銀行総裁にも引けを取らない。

 中国の腐敗した株式市場を浄化する周氏のキャンペーンに反対する勢力にも、既に策を講じている。株価操作を取り締まる活動を展開したことで、彼には「皮剥ぎ」というあだ名までついた。

 さらに、欧米の大手銀行や証券会社に対して中国の金融市場を開放するうえでも、大きな役割を果たしてきた。

 現在の指導者層と周氏を比較すると、その違いが際立つ。

 「これまでの中国の指導者は、明らかに外交が苦手だった」。上海に拠点を置く市場戦略コンサルティング会社テクノミック・アジア社長を務めるケント・キードル氏はこう言う。

 今の指導者層の多くは60代で、自然科学や工学を専攻した官僚。大学院を出た人はほとんどおらず、中には高等教育を全く受けていない者もいる。毛沢東世代の政治家が亡くなって久しいが、胡錦濤世代の政治家は最初のポスト革命世代であり、古い概念をすべて捨て去ったわけではないのだ。

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