Olga Kharif (BusinessWeek.com記者、オレゴン州ポートランド)
米国時間2007年10月1日更新 「A Yule of YouTube Gear?」
マルチメディアですべてがつながる――なんて、お気楽なことをさんざん聞かされてきたが、ほとんどのデジタル家電製品はインターネットと切り離されたままというのが現実である。
ビデオカメラ、デジタルカメラ、セットトップボックス(テレビの接続機器)のどれを取っても、インターネットとの双方向通信機能を備えていればまだいい方で、あったとしても貧弱なものばかりだ。
もちろん、例外はある。米アップル(AAPL)のオンライン音楽販売ストア「iTunes(アイチューンズ)」は、「iPod(アイポッド)」や「iPhone(アイフォン)」と密接不可分の関係にある。カシオが発売したデジタルカメラには、米イーベイ(EBAY)のネットオークション出品する時に最適な撮影モードが備えられている。さらに、蘭フィリップス(PHG)、米ネットギア(NTGR)など数十社が、「Skype(スカイプ)」などのインターネット電話専用の電話機やルーターを製造している。
とはいえ、こうした製品は少数派だ。どんなに人気の高いウェブサイトでもパソコンがなければアクセスできない。携帯電話が使えるものが少しある程度だ。だが、こうした現状を、米グーグル(GOOG)の動画共有サイト「YouTube(ユーチューブ)」が変えるかもしれない。
ユーチューブ対応機器が続々と登場
1年前にグーグルに買収されたユーチューブの人気は依然として赤丸急上昇中だ。全世界の利用者が1分間に投稿する動画は、合計7時間分にも上る。当然、多くの利用者が「ユーチューブに画像を投稿するのに便利な機器があればいいのに」と思うようになる。そうした声に、多くのメーカーが耳を傾け始めているのだ。売り文句は「ユーチューブ完全対応」である。
カシオが9月に出荷を開始したデジタルカメラ「エクシリム(EXILIM)」は、ユーチューブのウェブサイトに投稿する動画を最適フォーマットで録画する“ユーチューブ用キャプチャモード”を備えている。依然としてパソコンは必要だが、付属のソフトウエアによってデジカメ本体から直接動画をアップロードすることができる。
「市場には長い間、空白地帯があったということだ。動画をオンライン経由で共有することを支援するデジタル機器はほとんどなかったのだ」、米コンサルタント会社NPDグループの業界分析ディレクター、ロス・ルービン氏は言う。
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