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イーベイ、スカイプバブルに泣く

26億ドルの巨額買収から2年、ようやく目が覚めた

2007年10月16日(火)

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Olga Kharif(BusinessWeek.com記者、オレゴン州ポートランド)

米国時間2007年10月1日更新 「EBay's Skype Bubble Bursts

 2005年に米イーベイ(EBAY)がルクセンブルクのスカイプ・テクノロジーズを26億ドルで買収した時、多くの人はこう思った。なぜオンラインオークションの会社が、金食い虫のインターネット電話サービスに深入りするのか──。2年経って、イーベイはその決断が誤りだったことを認めようとしている。

 10月1日、イーベイはスカイプの買収は10億ドルも高い買い物だったことを明らかにするとともに、スカイプの業績が2005年当時に描いていたバラ色の予想とは程遠いことも告白したのである。

 イーベイはスカイプ関連で14億3000万ドルの特別費用を計上し、役員の大幅な入れ替えを行うことを発表した。スカイプの共同創業者ニクラス・ゼンストローム氏、ヤヌス・フリス氏は現在のポストを辞すことになる。

 特別費用のうち約5億ドルがゼンストローム氏とフリス氏、スカイプ創業初期からの出資者への支払いに充てられる。気前のいい餞別にも思えるが、利用者数、売り上げ、利益が2005年の買収合意で設定した目標に到達していれば、17億ドルを受け取れるはずだった。

創業者は去り、経営を立て直し

 ゼンストローム氏は直ちにスカイプのCEO(最高経営責任者)の座を降りるが、そのまま取締役会会長となるが、経営上の実権はほとんど失う。フリス氏はこの1年間非常勤の立場でスカイプの新規事業に取り組んできたが、今回をもってスカイプを去る。

 役員の入れ替えはこれだけにとどまらない。スカイプの事業計画を描き、シード資金の調達先を見つけて軌道に乗せた立役者であるジェフリー・プレンティス氏は、提携戦略、経営企画、事業推進監督者のポストを去る。またイーベイから送り込まれたヘンリー・ゴメス氏はわずか10カ月間で社長の座を退き、企業関連業務担当の上席副社長としてイーベイに戻る。

 イーベイはゼンストローム氏の辞任が自発的なものだったことを強調している。「とどまって経営を続けることもできたが、ゼンストローム自身が辞任を選択した」と、同社広報担当者のハニ・ダージー氏は言う。ゼンストローム氏は現在、ウェブテレビサービス「Joost(ジュースト)」というベンチャー事業を手がけている。これが来週(10月8日の週)に始動するため、多忙な日々を送ることになりそうだ。しかし、ゼンストローム氏の辞任と同時に打ち出されたほかの決定の大きさからすると、イーベイはスカイプの方向性に大いに不満があったことは間違いない。

 スカイプはイーベイによる買収後に急成長したとはいえ、当初の業績目標を約束の期限までに達成することができず、創業者と古くからの出資者は満足のいく投資収益を得られずに終わる。2005年の買収時の合意では、スカイプが2008年と2009年に一定の利用者数と財務目標を達成した場合、スカイプの株主に17億ドルを追加で支払うことに合意していた。今回、5億3000万ドルを受け取ることで、出資者たちは今後一切の支払いを断念することに同意した。つまり、目標値には達しそうにないということだ。イーベイは9億ドルの減損費用を第3四半期に計上する。

登録者は世界に2億人以上、だが儲からない

 大幅な戦略の見直しをしなければ、当初イーベイが目論んでいたような“カネのなる木”にスカイプが変身できるとは考えられない。スカイプは今のところ黒字ではあるが、四半期の売り上げは1億ドルにも満たない。今のままでは、「目標を達成できるはずがないし、今後も無理だ」と、米調査会社フォレスター・リサーチ(FORR)のアナリスト、ヘンリー・デューイング氏は言う。

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