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上海の夜、北朝鮮の女性従業員に癒やされる【動画あり】

  • 中村 正人

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2007年10月22日(月)

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 いま、公式には5万人強、実際にはその倍以上の日本人が上海に在留している。今年9月末より羽田とのシャトル便運航も始まり、日系企業の出張先として最重要拠点となったこの街。消費の現場としての上海を、まずは在留邦人の目で巡ってみよう。

 世界中どこでもそうだが、日系企業が進出する都市の一角には日本語を話すホステスのいるクラブができる。ご多分に漏れず、上海にも多数の日本人クラブがある。新宿ネオン街で鳴らした帰国組の上海人らが経営するその世界はなかなか面白いのだが、ここではもうひとひねり、一風変わった夜の世界をご案内しよう。

 「北朝鮮レストラン」というのがあるのをご存じだろうか。

平壌出身美少女バンドのライブが見られる北朝鮮レストラン

平壌出身美少女バンドのライブが見られる北朝鮮レストラン

「喜び組」的、音楽と踊りと接待サービス付き

 これは、北朝鮮人が国外で経営している飲食店のこと。一般には北朝鮮国境に近い中国東北地方に多く出店していることで知られる。中国国内に100軒を超える店があり、上海にも7軒ある(2007年8月現在)。最近では東南アジア諸国や好況に沸く極東ロシアなどにも進出中だ。

 北朝鮮レストランの特徴は3つ。まず北朝鮮料理が味わえること。次に、「喜び組」を輩出した芸能学校出身者を含む北朝鮮の女性従業員がいるらしいこと。彼女らは接待係であると同時にバンドメンバーで、食事をしながら北朝鮮仕込みの歌謡ショーが見られることもウリだ。

 2002年の北朝鮮の経済改革を機に急増したが、すぐに経営不振で大半が撤退した。その後、再び出店攻勢をかけている。目的はもちろん外貨の獲得だ。中国企業との合弁で、北朝鮮側が女性従業員を派遣し、中国側が資金や店舗を提供するパターンが一般的。同胞である韓国人観光客に人気があると言われる。

 ところが、在留邦人の多い上海では若干事情が異なり、日本人に人気の店があるという。

鉄板焼きや寿司屋など日本料理店も多い「洛城広場」の中にある

鉄板焼きや寿司屋など日本料理店も多い「洛城広場」の中にある

 小耳に挟んだ情報を手繰り寄せてみると、場所は在留邦人も多く住む古北地区。店名は「平壌妙香館」。2006年10月にオープンしたとのこと。

 取材の合間を縫って、ちょいと一杯飲みに出かけた。お目当ての店は、日本語のネオンが並ぶ雑居ビルの中にあった。

 入店すると、「オソオセヨ(いらっしゃいませ)」という抑揚の利いた歓迎の挨拶が耳に飛びこんできた。チマチョゴリに身を包んだウエイトレスが数人いて、つつましやかな微笑とともに席に案内される。

なんだか健全、料理は「ビミョー」?

 店内は妙に明るい。近隣のうらぶれたクラブでは、ドレス姿のホステスが酔客の腕にしがみつき、客引きする光景も見られるが、ここは不自然なほど健全だ。店の広さに比べ、ウエイトレスの数が多すぎる気もするけれど、レストランというより食堂風で、華美なところがない。それらしいのはステージ脇のテレビで時代離れした北朝鮮ドラマを放映していることくらいか。

 席に着くと、ウエイトレスが注文を取りに来た。メニューは中国語とハングル、日本語、英語の4カ国表記。平壌キムチに平壌冷麺と、必ず頭に「平壌」を付けた北朝鮮料理を揃えている。ひとまず生ビール。料理は1品20~70元(300~1000円)、2~3品料理を頼んで2000~3000円。市内の中級クラスの中華レストランと変わらない。

 ウエイトレスからあれこれ勧められたが、ユッケとチジミとキムチの盛り合わせという定番料理を注文してみた。味は、う~ん。東京の韓国家庭料理店の洗練さはなく、素材も盛りつけも単なる田舎料理といった印象。唯一ここでしか味わえないのは平壌焼酎とのこと。

 しばらくすると、さっきまでウエイトレスだった女の子たちが派手なピンクのチマチョゴリに着替え、さっとステージに上がった。

 コミックバンドみたいなドラムを刻む合図で、いきなり演奏は始まった。

 ベースとキーボード、ドラムに歌手が2人の5人組。単純なアレンジだが、思いがけず浮かれた曲調に正直、ズッコケた。昭和歌謡のような歌声と手の込んだ振り付けが、ひと昔前のアイドルグループのよう。ところが、真剣な眼差しと生真面目すぎる演奏スタイルが続くせいか、だんだんいたいけなガールズロックバンドみたいにも見えてくる。日本で繰り返し刷り込まれた北朝鮮の軍事パレードやマスゲームの硬直した映像とは大違いだ。イメージギャップにクラクラしてくる。許可を得て録画してきたので、ご一見いただきたい。

コメント10件コメント/レビュー

皆さん堅いコメントばかりで驚きですが「こんな世界もありますよ」というだけの記事で、私には面白かったです。みなさん日経、日経ってそもそも日経ってそんなに品格が高いですか?(もしくは高くあるべきですか)。ごく普通のメディアだと思いますが。(2007/10/24)

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

皆さん堅いコメントばかりで驚きですが「こんな世界もありますよ」というだけの記事で、私には面白かったです。みなさん日経、日経ってそもそも日経ってそんなに品格が高いですか?(もしくは高くあるべきですか)。ごく普通のメディアだと思いますが。(2007/10/24)

面白い記事でしたよ。上海の夜にそんな切り口があったとは知りませんでした。新天地界隈で遊んでいるだけではだめですね。リスクを負わないとディープな記事もかけないでしょう。日経らしくないといえばそうだし、日経だったからきちんと最後まで読んだとも思います。がんばって下さい。(2007/10/23)

本文:「喜び組」的、音楽と踊りと接待サービス付き…質問:音楽と踊りの何処が「喜び組」的ですか?本文:時代離れした北朝鮮ドラマ…質問:何処がどのように時代離れしていましたか?   タイトルや筋書きは?本文:平壌キムチに平壌冷麺と、必ず頭に「平壌」を付けた北朝鮮料理を…訂正:平壤冷麺は、料理に「平壤」をむやみに付けたのではありません。稲庭うどんのように、それだけでどんな特徴のものかが分かる、料理の名前です。何か全体として、日本の北朝鮮観を再確認するステレオタイプの記事のですね。もう少し、掘り下げて欲しいですね。(2007/10/23)

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