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原油100ドル突破へ

暴落リスクに目をつぶり、投機マネーはまだ強気

2007年10月22日(月)

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Moira Herbst (BusinessWeek.com記者、ニューヨーク)

米国時間2007年10月17日更新 「Next Stop : $100 Oil?

 原油価格は数カ月にわたる高騰を続け、また史上最高値を更新した。10月17日、ニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物価格は1バレル89ドルを超え、同取引所で先物売買が始まって以来の高値を記録した。

 直近の上昇相場の材料は何か。多くのアナリストは、供給が逼迫する最中の世界需要の拡大を挙げる。この日はトルコ議会が、クルド人ゲリラを追跡するための軍によるイラク北部への越境攻撃を承認。こうした動きが中東の原油供給を混乱させかねないという懸念がさらなる相場急騰を招き、原油先物は7日続伸の展開となった。

投機筋が市場を支配

 だが、複数のアナリストは、直近の相場急騰は市場のファンダメンタルズ(基礎的条件)よりも、むしろ投機筋や相場の勢いに乗って売買するトレーダーが原因だと言う。彼らが利益を追い求めて相場を押し上げるため、原油価格が3ケタに達するとの見方も出ている。

 「この相場急騰はファンダメンタルズというより、根拠なき熱狂で、もっと上がる可能性がある」。米調査会社、石油価格情報サービス(OPIS)の主席アナリスト、トム・クローザ氏はこう語る。「特別な事態が起きなくても、1バレル100ドルまで上がるだろう。石油に対する投資マネーの流入とドル安だけで、大台乗せする可能性がある」。

 過去数年間、ヘッジファンドや投資銀行、投資信託、そしてゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーをはじめとした機関投資家は、世界の原油需要と匹敵するような勢いで、原油に大量投資してきた(BusinessWeek.comの記事参照、2007年1月17日「How Speculators Increase Oil Volatility」)。市場における彼らの影響力のために、需要予測や地政学、気候問題に基づく小さな相場変動が増幅されることになる。

 投機筋は現在、原油相場に強気で、6900万バレルに相当する先物契約を抱えている。世界需要が日量約8300万バレルの原油市場において、かなり大きなシェアを占めているわけだ。

 「ヘッジファンドなどの投資家がこの市場を支配している。主客転倒のいい例だ」。エネルギーコンサルタントで、業界ニューズレター「ショーク・レポート」の編集長を務めるステファン・ショーク氏はこう語る。

 10月17日にエネルギー省が発表した統計では、原油とガソリンの在庫水準がアナリストの予想以上に増えていた。統計発表を受けて原油相場は一時的に下げたものの、トルコ議会がイラク越境攻撃を承認したというニュースが伝わると再び買いが優勢になり、強気相場の心理の強さを見せつけた。

 「2~3カ月前に思っていた以上に、1バレル100ドルは間近に迫っている」とショーク氏は言う。

このバブルもいずれは弾ける

 投機筋の影響力が拡大しているために、相場は急激に下落する可能性もある。オッペンハイマー(OPY)の上席エネルギーアナリストであるファデル・ゲイト氏は、原油価格は歴史的に、戦争などの大きな出来事を予測して急騰し、その後すぐ暴落してきたと指摘する。

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