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エリクソン、突然の失速

大幅減益の見通し発表で株価が過去最大29%も下落

2007年11月1日(木)

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Andy Reinhardt (BusinessWeek.com欧州担当エディター)
米国時間2007年10月16日更新 「Ericsson's Surprise Nosedive

 スウェーデンの携帯ネットワーク大手企業エリクソン(ERIC)が10月16日、第3四半期の売上高が事前予想を下回り、営業利益も大幅に減少するとの見通しを明らかにした。

 運がなかったのか、経営の不手際か。それとも、2500億ドル規模の通信機器市場には、もっと深刻な問題が潜んでいるのか――。計りかねた投資家は、最も無難な道を選択した。「売り」のボタンに手をかけ、それを何度も押したのである。

 午前の取引が終わる頃には、エリクソン株は前日終値から29%余り下落した。1世紀以上の歴史を誇る同社にとって、日中の下落率は過去最大であり、株価は2004年の水準にまで落ち込んだ。時価総額約175億ドル相当が、瞬く間に泡と消えた計算だ(ただし取引終了までにはいくらか持ち直し、最終的には23.8%の下落にとどまった)。エリクソンの株価急落はストックホルム証券取引所を道連れにし(3.1%の下落)、欧州のほかの株価にも影響した。

たった6週間前までは強気の業績予想

 市場の反応が行きすぎであったかどうかは別として、エリクソンの業績見通しの下方修正が投資家の神経に障ったことは確かだ。米国でサブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)の危機が発生し、夏の終わりには世界の金融市場に波及した。この影響で経済が減速するのではないかと、投資家たちが兆候をうかがっていた矢先だったのである。

 通信機器大手エリクソンの行く手に不意に暗雲が垂れ込めたということは、需要の低迷や資金調達コストの上昇によって、通信事業者が設備投資を控え始めたことを意味する。

 業界全体の低迷が事実ではなかったとしても、エリクソン経営陣の口ぶりが突然変化したことは投資家を困惑させた。ほんの6週間前、同社の経営幹部はロンドンのアナリストらに対して強気の業績予想を披露していたのだ。

 「経営陣に対する信頼は地に堕ちた」と野村証券のアナリスト、リチャード・ウィンザー氏(ロンドン)は言う。「彼らは第3四半期末の2週間前には、万事は順調だと宣言していた。その時には事態を把握していてしかるべきだったのに」。

 第3四半期業績の正式発表は10月25日に予定されており、事前のアナリストの予想では、売上高が前年同期比で約10%増、営業利益率も堅調に20%程度と見られていた。

AT&Tとハチソン3Gの契約延期が収益を直撃

 ところが、第3四半期の最終的な数字が社内で取りまとめられて24時間も経たないうちに、緊急の取締役会が招集された。そして、その後の発表で、売上高は前年同期比でわずか6%増、総額435億クローナ(67億7000万ドル)で、市場予想の70億7000万ドルに届きそうにないことが明らかになった。

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