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中国の造語に「奴隷」という言葉が増えている

言葉で考える社会の変化

2007年11月2日(金)

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 2007年8月16日、中国の教育部と国家語言文字工作委員会は「2006年中国語年間新語選定」<原文「2006年漢語新詞語選目」>を発表した。これはこの数年間に中国国内で流行した新しい造語の中から国家が“新語”として選定した合計171個の新語を発音のアルファベット順に紹介したものである。

国家が選定した「新しい造語」を見てみると・・・

 「国家語言文字工作委員会」は日本の「国語審議会」に相当するものであり、“新語”は同委員会が主体となって、近年の社会や文化の急速な変化を反映し、一般大衆に広く普及しているものを選定したものである。171個の新語にはさすがは漢字の国と唸らせる造語が多数含まれているが、2つ例を挙げると以下の通りである。

 [半糖夫妻]

 同じ都市で別居して週末だけ一緒に過ごすという高学歴・高収入の若い夫婦間で流行している結婚形態。半分だけ甘い生活という意味なのだろうが、平日は互いに煩わされることのない自分の生活を送れて、新鮮味を保つのに効果的。

 [丁寵家庭]

 子供をつくる代わりにペットを飼って可愛がる家庭。ディンクス(DINKS=子供のいない共稼ぎ夫婦)の発音に合わせて造られた中国語“丁克”(発音:dingke)と“寵物”(=ペット)から造られたのが“丁寵”で、ペットを心の拠り所とする夫婦の家庭を意味している。

 さて、この新語リストを眺めていて面白いことに気づいた。末尾に“奴”を持つ新語が7個も含まれているのである。即ち、「白奴」「房奴」「車奴」「節奴」

「壟奴」「墓奴」「証奴」の7個である。“奴”は「奴隷」の意味であり、これら7個は奴隷という共通項を持っていることで関連性がある。もっとも、末尾に“族”(=「共通の性質を持つ仲間」)を持つ新語は15個もあるが、単に「仲間」という以外はあまり関連性がないので、ここでは取り上げない。

 そこで、“奴”を末尾に持つ7個の新語の意味を中国語検索エンジン“百度”の「百度百科」などで検索した結果を要約すると次の通りである。

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「世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」」のバックナンバー

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「中国の造語に「奴隷」という言葉が増えている」の著者

北村 豊

北村 豊(きたむら・ゆたか)

中国鑑測家

住友商事入社後アブダビ、ドバイ、北京、広州の駐在を経て、住友商事総合研究所で中国専任シニアアナリストとして活躍。2012年に住友商事を退職後、2013年からフリーランサーの中国研究者として中国鑑測家を名乗る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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