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今、金融株がお買い得?

腰をすえて投資するなら信用危機を逆手に取れる

2007年11月9日(金)

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Ben Steverman (BusinessWeek誌、投資欄記者)

米国時間2007年10月29日更新 「Time to Buy Financial Stocks?

 株式投資家から見ると、最近の金融株の動きはまるで遊園地のお化け屋敷にでも入ったようなものである。暗闇の中で角を曲がると、必ずお化けが飛び出してくる。融資の貸し倒れ、住宅ローンのデフォルト(債務不履行)、市場の混乱、数十億ドルに及ぶ損失で、何度もギョッとさせられるのだ。何より恐ろしいのは、この先どれだけ続くのか、誰にも分からないことだ。

 だが、この恐ろしい状況こそ金融関連株の絶好の買い時だと言う投資家もいる。

Company (Ticker) Price (10/29/07) Change
AIG $63.02 1.4%
Bank of America $47.89 –0.3%
Citigroup $42.55 –0.2%
Goldman Sachs $239.28 1.4%
JPMorgan $46.68 –1.4%
Lehman Brothers $61.92 2.5%
Merrill Lynch $66.00 –0.1%
Morgan Stanley $65.75 1.5%
Wachovia $46.49 –0.1%
Wells Fargo $34.33 –0.6%

 曰く──。米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P:ビジネスウィーク同様、ザ・マグロウヒル・カンパニーズの事業部門)500種株価指数は、過去6カ月で2.75%上昇しているのに、同指数を構成する金融銘柄だけに限ると、10%近く下落している。金融大手の米シティグループ(C)、米バンク・オブ・アメリカ(BAC)、米ワコビア(WB)、米メリルリンチ(MER)や保険大手の米AIG(AIG)は、ここ1~2年間の最安値水準で取引されている。

 確かに長期投資家が割安株を見つけたければ、売り叩かれた金融株が狙い目かもしれない。米ジョンソン・アセット・マネジメントの株式アナリスト、ウィリアム・フィッツパトリック氏によれば、特に地方銀行の中には不況時の“最悪のシナリオ”を想起させるレベルにまで株価が落ち込んでいるものもある。銀行の多くは配当率が7~8%と高く、「回復の兆しが少しでも見えてくれば、こうした株は間違いなく反発するだろう」と同氏は見ている。

 その一方で、「金融株は安値をつけるだけの理由がある」と、フィッツパトリック氏を含めた投資専門家は警告する。状況がさらに悪化する可能性もあり得るのだ。

サブプライム関連の損失は出尽くしたのか?

 米証券最大手メリルリンチを巡る最近の騒動がよい例だ。同社は当初、住宅ローン担保債権などの信用市場の混乱に関連する第3四半期の損失を、55億ドルと見込んでいた。だが1カ月も立たないうちにその数字は80億ドル近くまで跳ね上がった。

 「数週間のうちにこれほど大幅に変化するということは、こうした証券が非常に複雑な商品であり、想定外の分野にまで影響が広がっていることを示している」と、米調査サイト、ランス・グローバルを運営するアラン・ランス氏は言う。

 当の企業でさえ、今夏の信用市場の混乱の影響を把握するのが難しいのだとすれば、一般投資家に分かるはずがない。

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