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膨張する米住宅在庫

住宅の売れ残りが過去9年で最高レベルに

2007年11月13日(火)

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Maya Roney (BusinessWeek.com不動産ライター)

米国時間2007年10月30日更新 「America's Big, Fat Housing Inventory

 「ヒューストン、応答せよ。そちらで住宅在庫に問題があるようだが…」

 アポロ13号からそんな緊急通信が入りそうなのは、ヒューストンだけではない。需要の低下に伴い国内の住宅在庫戸数がじわじわと上昇を続ける中、ほかの主要都市の多くも同じ問題に直面している。

 全米不動産協会(NAR)が10月24日に発表した9月の中古住宅販売件数は、季節調整済みの年率換算で504万戸。この販売ペースに当てはめると、現在市場で売りに出ている中古住宅440万戸を売り切るには10.5カ月かかることになる。9月時点での一戸建て中古住宅の在庫では10.2カ月分に相当する。1998年2月以来の最高水準となった。住宅ブームに沸く2005年1月に記録した過去最低の3.6カ月と比べると、驚くべき数字である。

住宅在庫の過剰はまだまだ続く

 住宅ローンの融資基準の厳格化が販売不振を招き、在庫水準を悪化させている。ただし、NARはこうした縛りは緩和されつつあるとしている(BusinessWeek.comの記事を参照:2007年10月24日「Has the Mortgage Crisis Finally Peaked?」)。

 「抑制がかかった需要に動きが出始めれば、住宅供給のだぶつきは減少に向かい、価格も上昇するだろう」と、NAR上級エコノミストのローレンス・ユン氏は10月24日に発表した声明の中で述べている。

 だが、ほかの専門家の見通しはそれほど楽観的ではない。住宅価格の下落は依然として続いている。NARによると、全国住宅価格の中央値は前年比4.2%減の21万1700ドル。この数字は需要低迷をはっきりと示している。

 「価格が上がらないままなら、在庫過剰は続くだろう」と言うのは、米住宅市場コンサルティング会社レーティング・インサイツのジョナサン・スモーク氏だ。

ロサンゼルス、シカゴ、マイアミに在庫の山

 住宅供給が特に過剰なのは、ロサンゼルス、シカゴ、マイアミだ。米サンフランシスコの不動産仲介会社ジップリアルティ(ZIPR)のデータによると、この3都市が住宅在庫量で全米上位3位を占めている。4位から10位までに入っているのは、タンパ、フェニックス、ワシントン、ダラス、ボストン、サクラメント、ヒューストンだ。同社は大都市圏の業者間不動産情報流通システムからNARと同じ在庫データを入手している。

 ロサンゼルス地域では売れ残り住宅戸数が10万戸を超えている。これは前年比21%増で、国内最大の住宅在庫となる。売り手は在庫を処分しようと価格を引き下げている。ロサンゼルスで現在売りに出されている物件の半数近くが値下げされた。在庫期間が数週間前でも数カ月前でも扱いは同じだ。

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