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デルタがノースウエストを買うべき理由

米国3位と5位の航空会社の合併で業界再編が加速?

2007年11月14日(水)

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Justin Bachman (BusinessWeek.com、ニュース担当副ディレクター)

米国時間2007年10月31日更新 「Why Delta Should Buy Northwest

 米ノースウエスト航空(NWA)のダグ・スティーンランドCEO(最高経営責任者)は、航空業界の再編は「不可避」だと言う。米デルタ航空(DAL)のCEOに就任したリチャード・アンダーソン氏は、デルタが買収する側で、しかもメリットがあるなら合併に踏み切ると述べている。

 デルタとノースウエストの経営幹部が航空業界の再編と財務問題に本気で取り組むなら、お互いにほかの選択肢を考える必要はない。航空業界第3位と第5位を占める両社には、路線網から保有する航空機、従業員、投資家まで、どの観点から見ても合併せざるを得ない事情がある。

 「ノースウエストとデルタの戦略的合併には経済面でのメリットが大いにある。実現に向けて可能性を探ってほしい」と言うのは、米民間投資会社マッケイ・シールズのマシュー・フィロ氏だ。同社はノースウエスト株を3.1%、デルタ株を1.8%保有している。「合併は従業員を含むすべての関係者にとってプラスとなるだろう」。

両社はようやく合併に前向きに

 今こそ、合併に踏み切る時かもしれない。2005年に米連邦破産法の適用を申請した両社は、莫大な負債を株式に転換することでバランスシートを健全化し、今年初めに破産法適用下から脱却した。今日、両社の大株主の多くはヘッジファンドや戦略的投資家で、早くイグジットして利益を確定したがっている。

 ノースウエストでは、機関投資家上位20社の半数をヘッジファンドかプライベートエクイティ(非公開株)投資会社が占め、持ち株比率は合わせて31%近くにもなる。「“私を買収してください”とばかりにそこに座っている最高のターゲットがノースウエストだ」と、米調査会社クレジットサイツのニューヨーク支社で上級アナリストを務めるロジャー・キング氏は言う。

 デルタもノースウエストもこの2週間で合併に前向きになり、アナリストを驚かせた。ノースウエストのスティーンランド氏は10月29日のアナリストとの電話会議で、自社をはじめとするハブ・アンド・スポーク方式(航空会社ごとの拠点空港を中心とする路線展開方式)の大手航空会社はいずれも過去の合併によって生まれたと指摘した。「この傾向は今後も続くだろうし、さらなる業界再編は避けられない。米国内に大手が6社もいるのは多すぎる」と述べている。

 その点には各航空会社のCEOも同意する(BusinessWeek.comの記事を参照:2006年12月4日「Consolidation Stays on the Runway」)。米ユナイテッド航空(UAUAグレン・ティルトンCEOと米USエアウェイズ(LCC)のダグ・パーカーCEOは、1年以上も前に既にそのことを指摘していた。

 「我々がずっと前に出した結論にようやく他社も達したようだ。航空業界は現状のまま動こうとしないのではないと分かって希望が持てた」とパーカー氏は言う。パーカー氏は今年初め、デルタ買収を仕掛けて失敗に終わっている。「航空業界はほかの成熟した業界ほどには儲けられる構造になっていない」。

 デルタはアンダーソン氏が以前に述べた声明以外のコメントはしないとし、ノースウエストの広報担当者は即答を避けた。

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