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石油メジャー、苦悩もメジャー級

相次ぐ減益決算は、黄金時代終焉の予兆か?

2007年11月15日(木)

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Moira Herbst (Business Week.com記者、ニューヨーク)

米国時間2007年11月1日更新 「Big Trouble for Big Oil

 原油価格が史上最高値を更新し、100ドルの大台も間近だというのに、石油メジャーの利益が湧き出してくるというわけではないようだ(BusinessWeekチャンネルの記事を参照:2007年10月22日「原油100ドル突破へ」)。

 世界最大手の総合石油会社、米エクソンモービル(XOM)は11月1日、第3四半期が10%の減益(前年同期比、以下同じ)になると発表。欧州2位の英BP(BP)と米国3位のコノコフィリップス(COP)は、それぞれ29%、5%の減益を先週発表している(BusinessWeekチャンネルの記事を参照:2007年11月2日「米石油メジャーの焦り」)。

 11月3日に業績を発表する予定の米シェブロン(CVX)は、利益が急激に悪化する見込みであることを10月に公表済みだ(NBO注:実際、前年同期比25.7%の減益となった)。

 11月1日、減益のニュースを受けて、エクソン株は3.5%下落。ダウ工業株30種平均が、360ドル急落した一因ともなった。

精製マージンが急低下

 石油メジャーを苦しめている要因は何か。実はこの一連の減益は、精製マージン――原油価格と石油精製製品(ガソリンなど)の価格差――の低下が引き起こしたものだ。ガソリン価格は原油価格の高騰と歩調を合わせて上昇していない。このため、精製業者や、上流から下流まで一貫して行う総合石油会社は、主に精製部門と販売部門の利益急減に苦しんでいるのだ。一部のアナリストは、精製部門の不振は今後も続くと予想している。

 「ガソリン価格と原油価格の上昇ペースは、差がどんどん広がるばかりだ。いずれ、石油会社が原油生産で得た儲けは、ガソリンスタンドで消えてなくなることになるだろう」と、米オッペンハイマー(OPY)の上席エネルギーアナリスト、ファデル・ゲイト氏は言う。

 とはいえ、こういった石油業界の苦悩を大局的にとらえることが肝要だとアナリストは言う。米エネルギーリスク管理会社キャメロン・ハノーバー(コネチカット州、ニューカナン)の社長、ピーター・ビューテル氏は、「市場が異常なほど強気な今だからこそ、エクソンの94億ドルの利益でさえ問題視されてしまうのだ。個人的にはエクソンに同情などしていない。今後も稼ぎまくるだろうから」と言う。

 国際的な政治情勢はもっと悩ましい。ロシアからナイジェリア、ベネズエラなどでは、各国政府との協力関係がぐらつき、民間エネルギー会社が石油権益を得ることは簡単ではなくなっている。

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