• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

米メリルCEOにNYSEのセイン氏

経営手腕に高い評価、名門メリル救済なるか

2007年11月19日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

Steve Rosenbush (BusinessWeek.comシニアライター、ニューヨーク)

米国時間2007年11月15日更新 「Merrill: Thain to the Rescue

 米NYSEユーロネクスト(NYX)CEO(最高経営責任者)のジョン・セイン氏が、難局にある大手証券メリルリンチ(MER)の会長兼CEOに就任するという意外な展開となった。

 業界関係者の間では、セイン氏はやはりCEOが空席の大手金融機関シティグループ(C)に招聘されると見る向きもあった(BusinessWeek.comの記事参照:2007年11月2日「John Thain to Head Citi?」)。メリルのトップ就任が有力視されていたのは、同社が株式の49.8%を所有する資産運用会社ブラックロック(BLK)のCEO、ラリー・フィンク氏だ。

 だが、11月14日、メリルは株式市場の引け後に、トップ人事を正式発表した。「(メリルの新CEOに就くのに)ふさわしい人物はジョン・セイン氏だ」。メリルの暫定会長で、CEO選任委員会を率いたアルベルト・クリビオーレ氏は声明文でこう述べた。

メリルの原点に立ち返る?

 「これほど傑出した組織を率いるチャンスを与えられたことは、光栄であり、うれしく思っている」とセイン氏は述べた。「我々が力を合わせれば、メリルのグローバルな事業を拡大し、顧客と株主にとっての価値を高め続けていけると確信している」。

 今、問題は、メリルの93年の歴史の中で初めて外部から招聘されたCEOとなるセイン氏が、大問題を抱えた会社に安定を取り戻せるかどうか、である。

 メリルは証券仲介業務という会社の原点から離れて事業を多角化していく中で、トラブルに陥った。特に自己売買業務に踏み込んだことが、今から数カ月前に信用市場が凍りつくと、危険極まりない状況を生むことになった。

 1つ、大きなカギを握るのは、セイン氏がメリルを原点に立ち戻らせるのか、それとも自己売買部門の根深い問題を解決しようとするのか、という点だろう。

 ゴールドマン・サックス(GS)を長年率いた経歴からすると、「セイン氏はメリルを自己売買で大儲けしたゴールドマンのようにしたいと考えるはずだ」と一部のアナリストは見る。

 しかし、メリルリンチ・インターナショナルの元会長で、同社共同創業者の息子であるウィン・スミス氏は、メリルはゴールドマンを目指す必要はないと言う。現在、バーモントでスキーリゾート「シュガーブッシュ」を経営しているスミス氏は、「メリルは自己売買部門でどんどんリスクを取り、今の問題を作ってしまった」と語っている。

経営者の椅子取りゲーム

 最近のCEO版の椅子取りゲームとも呼べる動きは、信用市場の危機によって始まった。サブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)関連の証券の価値が急落し、大手金融機関で数十億ドルの損失が積み上がったからだ。

コメント0

「Bloomberg Businessweek」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック