• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

グーグルが作るケータイ新世界

新ソフト「アンドロイド」が書き換える競争の構図

2007年11月21日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

Olga Kharif (BusinessWeek.com記者、オレゴン州ポートランド)
Jennifer L. Schenker (パリ)

米国時間2007年11月6日更新 「Google's New Cell-Phone Universe

 携帯電話の開発にはコストと時間がかかる。電話の心臓部となるチップ、部品を収める筐体、様々な機能を提供するソフトウエア――。それぞれの開発に世界中の企業が何十年も取り組んでいるが、次々に新しい課題が持ち上がってくる。

 そこで開発の迅速化に向けて立ち上がったのが、世界最大の検索エンジンを運営する米グーグル(GOOG)だ。同社は11月5日、34社で構成する団体「オープン ハンドセット アライアンス(OHA)」の設立を発表した。

 OHAでは、携帯電話に必要なすべてを網羅した無償のソフトウエアパッケージを開発していく。この中には、リナックスベースのオープンソースOS(基本ソフト)やウェブブラウザーのほか、地図、電子メール、動画共有・再生ツールなど数々のアプリケーションが含まれる。

 OHAにはIT(情報技術)業界の大手企業が複数参加している。半導体メーカーの米インテル(INTC)、米クアルコム(QCOM)、端末メーカーの米モトローラ(MOT)、無線通信事業者の米ティーモバイル、米スプリント・ネクステル(S)、電子商取引サービスの米イーベイ(EBAY)などだ。

「Gphone(ジーフォン)」ではなく「Android(アンドロイド)」

 新プラットフォームの名称は、大方が予想した「Gphone(ジーフォン=グーグル電話)」ではなく、人造人間を意味する「Android(アンドロイド)」だ。グーグルが2005年に買収したソフトウエア会社の名前に由来する。

 開発に貢献できるのはOHA参加企業に限らない。その名の“オープン”という単語が示す通り、OHAに参加していなくとも、提供される開発キットを使えば、アンドロイドベースの携帯電話向けの携帯ソフトウエアやサービスを開発できる。グーグルはそうしたサードパーティー製ソフトウエアをオンラインストア経由で販売していく。

 OHAの誕生は、携帯電話の開発方法が180度転換したことを意味する(BusinessWeek.comの記事を参照:2007年10月29日「Apple, Google vs. Big Wireless」)。携帯電話事業者や端末メーカーは携帯端末の設計において徐々に主導権を失い、代わってサードパーティーの開発業者が世界全体で何十億にも達する携帯電話ユーザー向けソフトウエア市場で優位に立ちつつある。

 「(OHAの登場により)開発業者にとってまたとない大変革期が到来した」と、米コンサルタント会社エンビジョニアリング・グループのディレクター、リチャード・ドハーティ氏は言う。

マイクロソフト、シンビアンに立ち向かう

 新たな携帯電話向けOS開発への取り組みは、グーグルが初めてというわけではない。米マイクロソフト(MSFT)は携帯電話向けに様々なタイプのウィンドウズOSを作っている。フィンランドのノキア(NOK)は携帯電話向けOS「Symbian(シンビアン)」を開発する合弁会社、英シンビアンを通じて競争に参加している。またリナックスベースの携帯電話向けOSは少なくとも22種類ある。OHAはマイクロソフトとシンビアンに立ち向かうことになる。

コメント0

「Bloomberg Businessweek」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック