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iPhone、欧州に侵攻

英独で発売、でも米国市場ほど甘くない?

2007年11月22日(木)

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Mark Scott (BusinessWeek誌、ロンドン支局記者)

米国時間2007年11月9日更新 「The iPhone Invades Europe

 消費者の心をわしづかみにする米アップル(AAPL)の神通力はロンドンでも顕著だった。11月9日、リージェント・ストリートにあるアップル直営店の外には、英国独特の悪天候にもかかわらず長蛇の列ができた。英国とドイツでついに発売された「iPhone(アイフォン)」を誰よりも先に手にしようと熱心なファンが詰めかけたのである。

 寒さに震えながら並ぶ23歳の学生ジョン・マグレガー君は、今年1月にアイフォンが発表されて以来、英国での発売を首を長くして待っていたと言う。「今、こんなものはほかにないからね」。

 米国では既に140万台以上売れたアイフォンの話題性は抜群だ。しかし、欧州の携帯電話市場でもシェアを奪えるとは限らない。欧州はフィンランドのノキア(NOK)と英ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズのお膝元だ。両社とも欧州市場で圧倒的なシェアを誇り、独自のマルチメディア対応の音楽再生機能付き端末を提供している。

 いくらユーザーインターフェースが画期的でも、競合他社より低スペックでデータ通信速度の遅い携帯電話では、欧州の顧客に見向きもされない可能性もある。

欧州市場では物足りない?

 「欧州のユーザーは米国のユーザーよりも携帯電話に対する要求が高い」と言うのは、英マーケットクラスターズ(本社ロンドン)が提供する情報サービス「ストラテジーアイ」のメディア・技術担当アナリスト、アレクサンドラ・ボスニャック氏だ。「アイフォンは素晴らしい製品だが、機能全般を見ると、(欧州市場においては)まだまだ物足りない」。

 それでも英携帯電話事業者のO2(オーツー、TEF)とドイツのTモバイル(DT)は、自国でのアイフォン販売の独占契約をアップルと交わした。ユーザーが支払う通信料は英国で月額74~115ドル(1年半契約)、ドイツでは72~130ドル(2年契約)だ。

 加えてアイフォン自体の購入にもカネがかかる。携帯電話事業者が多額の販売奨励金を出している欧州において、従来とはかけ離れたやり方だ。アイフォンの価格は英国では1台565ドルで、ドイツでは439ドル。米国の399ドルよりも割高感がある。

スペックか? かっこよさか?

 「端末の価格が障害になるかもしれない。普通は無償で手に入るからね。しかしアップルは、高くても製品の魅力が勝ると踏んでいる」と英通信コンサルタント会社オーバムのアナリスト、ジョナサン・アーバー氏は言う。

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