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IBM、コグノスを買収へ

ビジネスインテリジェンス分野で再編が加速

2007年11月26日(月)

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Steve Hamm (BusinessWeek誌シニアライター、ニューヨーク)

米国時間2007年11月12日更新 「IBM, Cognos, and the End of Best-of-Breed

 IT(情報技術)業界で注目度の高いビジネスインテリジェンス(BI)ソフトウエア分野は、大手による主要企業のM&A(企業の合併・買収)が相次ぎ、もはや独立した製品分野ではなくなりつつある。最近では、米IBM(IBM)が11月12日、加コグノス(COGN、本社オタワ)を50億ドルで買収すると発表した。

(NBO注:ビジネスインテリジェンスとは、事業を進めるための意思決定を支援するための仕組みのこと)

 独SAP(SAP)は10月、仏ビジネス・オブジェクツ(BOBJ)を70億ドルで買収。米オラクル(ORCL)も今年4月、米ハイペリオン・ソリューションズを33億ドルで買収しており、IBMによる買収はこれらに続く形となった。

中規模ソフト会社の生き残りはますます厳しく

 ソフトウエア業界には一時、“ベスト・オブ・ブリード”(同一ベンダーの統合型製品ではなく、各分野で最良のハードウエアやソフトウエアを組み合わせる手法)の波に乗ろうとする企業が数百社もひしめいていた。だが今では、米マイクロソフト(MSFT)、IBM、SAP、オラクルといった一握りの巨大企業が幅広い製品を手中に収め、業界を牛耳っている。

 中規模企業が大手と競合するのは非常に困難だ。テクノロジーの獲得を目指す大手は、小規模企業を数多く買収するのではなく、戦略的に重要なサプライヤー数社を買収する傾向にあるからだ。独立系の米BEAシステムズ(BEAS)と米サイベース(SY)の2社は次なる買収の標的と見られている。

 米市場調査会社フォレスター・リサーチ(FORR)のアナリスト、ポール・ハマーマン氏は次のように語る。「一部の分野では、ベスト・オブ・ブリードの独立系企業はほとんど消えてしまった。だが長期的に見れば、ソフトウエア業界は再生し、新たなアイデアが生まれるだろう」。

 IBMにとって、コグノス買収は2006年2月から続く“M&Aによる成長”という方針の延長線上にある。これまでに“インフォメーション・オン・デマンド(IOD)戦略”の一環として、ソフトウエア企業23社を買収した。IBMはこの戦略で、ソフトウエアとサービスを統合し、顧客や事業運営に関するあらゆるデータの最大活用を目指す。

 「(ソフトウエアプログラムの)より効果的で深い統合、性能の向上、データ分析の迅速化が求められている」と、IBMソフトウエア事業部を統括する上席副社長、スティーブ・ミルズ氏は言う。

IBM-コグノスの相性はピッタリ

 コグノスとIBMの相性は良い。というのも、両社は15年以上緊密な提携を続けており、テクノロジーに互換性があるからだ。

 両社はJavaプログラミング言語を標準化。コグノスは自社のエグゼクティブダッシュボードと業務データ分析プログラムをIBMの「DB2」データベースや「WebSphere(ウェブスフィア)」テクノロジーと統合しているため、業務の基幹となる複雑なアプリケーションの構築が可能だ。

 ミルズ氏によると、IBMは速やかにコグノスを既存事業に統合し、総勢1万人超を誇るIBMのソフトウエア営業部門を通じてコグノス製品を販売する予定だ。

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