Bruce Einhorn (BusinessWeek誌香港支局、アジア地域担当エディター)
米国時間2007年11月19日更新 「No Rest for Asia's Hot Growth Heroes」
■「2007年アジア急成長企業トップ100」のランキングは、こちら
マスコミの注目を浴びるアジア企業といえば、通常、記録破りのインターネット企業ばかりだ。だが、BusinessWeek誌による「2007年アジア急成長企業トップ100」の上位には、野心満々のドットコム企業の姿はない。“勝ち組”は、ラーメン店から化学繊維メーカーまで、ぐっと地味な業界の企業だった。
こうしたアジアの新星企業にはいくつかの“強み”がある。新規参入の障壁が比較的高いことや、ニューリッチ層の消費需要が旺盛なことなどだ。
ランキング第1位は和風ラーメンの味千
ランキング第1位は、中国で和風ラーメン店を展開する上海の日中合弁会社、アジセン・チャイナ・ホールディングス(味千中国控股)。麺の製造は自社工場で行っている。
第2位は、中国の大都市を中心に事業を急拡大しているシンガポールのラッフルズ・エデュケーション。我が子の高等教育にはカネを惜しまない中産階級層が年々増大している地域に進出している。
今年は中国製食品の安全性に関するニュースが世界中で繰り返し報道されてきた。第11位に入った中国のセレスティアル・ニュートリフーズ(天圜營養)はこうした時流をつかまえて大儲けした企業だ。安全性とヘルシーさを兼ね備えた食品が中国の消費者に受けている。
アジア企業間の競争が激化
とはいえ、上位の成績を収めた企業にも不安の種はある。同じアジアのライバル企業との競争が熾烈になっているのだ。
例えば、イートン・ソーラー・テック(益通光能科技)は太陽エネルギー用パネルメーカーとして台湾トップのシェアを誇る。同社が第7位にランクインした背景には、地球温暖化の懸念によって太陽電池式電力に対する需要が高まっていることがある。
問題は、台湾や中国の貪欲な競合企業が群れを成して参入してきていることだ。ニューヨーク株式取引所(NYSE)に上場している中国のサンテク・パワー・ホールディングス(無錫尚徳太陽能電力、STP)は、この市場に“殴りこみ”をかけた代表格だ。
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