• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

タタ・モーターズが高級ブランドに?

ジャガーとランドローバーの買収合戦で優位に立つ

2007年12月7日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

Gail Edmondson (BusinessWeek誌フランクフルト支局上席記者)
David Welch (BusinessWeek誌デトロイト支局長)
協力:Nandini Lakshman (BusinessWeek誌、ムンバイ支局記者)

米国時間2007年11月21日更新 「This Race May Be Tata's to Lose

 インドの実業家で億万長者のラタン・N・タタ氏は、タタ・モーターズ(TTM)をグローバル企業にすることをずっと目指してきた。既にインド市場を席巻した低価格車で満足はしていない。そして今、タタ氏は一気に夢を実現させようとしている。

 経営再建中の米フォード・モーター(F)傘下にある「ジャガー」と「ランドローバー」部門の買収合戦で、タタ・モーターズは最有力候補に躍り出たのである。関係者によると、タタの入札額はほかの競合を10億ドルも上回っているという。

 タタの競争相手は、インドのトラクター・メーカー最大手のマヒンドラ・アンド・マヒンドラと、米プライベートエクイティ(非上場株)投資会社ワン・エクイティ・パートナーズ(本社:ニューヨーク)だ。ワン・エクイティにはフォードの前CEO(最高経営責任者)だったジャック・ナッサー氏が加わっている。

世界最安車メーカーが英国ブランドを買う

 フォードは売却によって20億ドルの調達を目指す。落札企業の発表までは数カ月かかる見通しだが、目下のところタタが本命と見られている。「入札企業で自動車会社はタタだけだ。ジャガーとランドローバーは規模が小さいため単独での生き残りは難しい」と言うのは、英ウェールズ地方のカーディフ大学で教鞭を執る自動車産業専門の経済学者ガレル・ライス教授だ。

 歴史的に見ても異例の方向転換である。なにしろ、“世界最安車”──来年1月に投入予定の4人乗りセダンは2500ドル──を最大の売り物にしているインドの自動車メーカーが、英国の名門企業2社を買収しようとしているのだ。

 だがアナリストはこう指摘する。タタは高級ブランド経営のノウハウは不足しているものの、数々の買収で増収増益を果たしてきた。韓国のトラック製造会社、大宇自動車(現・タタ大宇商用車)もその1つだ。さらに親会社のタタ・グループは、360億ドルの資産を誇り、幅広い事業を手がけるインド最大のコングロマリットである。新モデルの開発や、優秀な人材雇用のための資金は潤沢にある。

 買収に成功した場合、タタは全く状況が異なる2つのブランドを手にすることになる。ランドローバーの売り上げは回復傾向にあるが、ジャガーはもう何年も赤字続きだ。フォードが両部門をまとめて売却したがっている理由もそこにある。

「Bloomberg Businessweek」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

日本の経営者は、経験を積んだ事業なら 失敗しないと思い込む傾向がある。

三品 和広 神戸大学教授