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中国風力発電市場に吹く旋風

欧米や日本を圧倒する勢い、タービンに供給不足懸念も

2007年12月7日(金)

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Dexter Roberts (BusinessWeek誌中国支局長、アジアニュース担当エディター)

2007年11月26日更新 「China: Wind Power's New Force

 中国の代替エネルギー市場が急成長している。中国政府は、2020年までに総エネルギー需要の15%を再生可能エネルギー(水力、太陽光、バイオマス、風力など)で賄うとの意欲的な目標を掲げている。ちなみに、欧州連合(EU)の設定目標は2020年までに20%、米国は2013年までに7.5%である。

 中国の目標達成には2650億ドルもの莫大な投資が必要だ。昨年中国は代替エネルギーに100億ドルを投資した。ドイツに次ぐ世界2位の投資規模だ。

数年以内に風力発電先進国を抜き去る

 その中国で特に成長著しいのが風力発電である。2006年、政府は約20億ドルを投じて風力発電能力を倍増させた。米ワールドウォッチ研究所(ワシントンD.C.)が11月14日に発表した報告書によれば、中国は数年以内に欧州、日本、米国の風力発電先進国を抜き去る見込みだ。

 「中国の風力発電はもともと、産業育成を目的に進められてきた。だが今はエネルギー安全保障が主な目的になってきている。中国政府は、エネルギーの輸入を減らし、中国の石炭埋蔵量を長持ちさせるための代替エネルギーを何としても得たいのだ」と言うのは、北京にある清華‐BPクリーンエネルギー研究教育センターの客員研究員、エリック・マーティノット氏だ。

 前出の報告書をまとめた1人でもあるマーティノット氏は、中国は2010年までに風力発電設備容量を5ギガワット(ギガは10億)にする、という数値目標を軽く突破するだろうと予想する。

風力発電メーカーがごぞって中国を目指す

 今年末までには中国は4.6ギガワットの設備容量を持ち、2010年には目標を2ギガ~3ギガワットほど上回るだろうとマーティノット氏は予測する。2020年までには30ギガワットと、太陽光発電と同程度の発電量になるだろうという。「5~6年後には、中国政府は目標値を上方修正するのではないか」。

 「中国での風力タービン需要は非常に大きくなるだろう。中国の公益事業は代替エネルギーの使用を義務づけられているからだ。それに中国には豊富な風力資源がある。特に沿岸部にだ」と言うのは、株式非公開の米代替エネルギー会社グリーンハンター・エナジー(本社テキサス州グレープバイン)のCEO(最高経営責任者)、ゲイリー・エバンス氏だ。

 中国政府の試算では、中国の潜在風力資源量は、開発すれば陸上で250ギガワット、洋上で750ギガワットにもなり得る。設備容量も今年さらに倍増する見込みだ。

 このような状況下、世界の風力発電各社にとって中国は非常に有望な市場になっている。

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