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ベア・スターンズに捜査のメス

破綻した傘下ヘッジファンドにインサイダー取引の容疑

2007年12月27日(木)

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Matthew Goldstein(BusinessWeek誌、ヘッジファンド・金融担当アソシエイトエディター)
David Henry(BusinessWeek誌、シニアライター)

米国時間2007年12月17日更新 「Probe of Insider Trading at Bear Stearns

 証券規制当局と連邦検事局は米大手投資銀行ベア・スターンズ(BSC)傘下のヘッジファンドの捜査に本格的に乗り出した。対象はサブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)を担保とする高リスク証券に投資し、今年の夏に破綻した2つのファンドだ。

(BusinessWeekチャンネルの記事を参照:2007年10月22日「ベア・スターンズ、無謀すぎた賭け」)

 BusinessWeek誌は、米証券取引委員会(SEC)とニューヨーク州東部地区連邦地方検事局(ブルックリン・オフィス)が、ベア・スターンズのファンド関係者をインサイダー取引疑惑で捜査中との情報を入手した。今年の春、市場の混乱の最中に問題の両ファンドから個人的な投資資金を引き揚げていた疑いがあるという。ちょうどその頃、ファンド運用者は外部の投資家に資金を引き出さぬよう強く勧めていたと、情報筋は言う。

ファンドの元統括者に司直の手が伸びた

 その後、ウォールストリート・ジャーナルは、ファンドを統括していたラルフ・シオッフィ氏が調査を受けたと報じた。両ファンドに投じていた個人資産600万ドルのうち200万ドルを別のベア傘下のヘッジファンドに移したことが対象になっているようだ。BusinessWeek誌の調べでは、問題になっている資金移転先は、2億2800万ドルを運用しているベア・スターンズ・ストラクチャード・リスク・パートナーズであることをつかんだ。

 今回の捜査に詳しい筋によれば、捜査官は破綻したファンドの投資家に事情聴取しているところだ。極度にレバレッジがかけられていた両ファンドの買い取り条件やサブププライムローン証券の保有リスクに関し、ファンド運用者がどう説明していたかを調べているという。

 両ファンドは一時、債務担保証券(CDO)などの住宅ローンを担保とした証券を350億ドル近く保有しており、7月に破産法の適用を申請した時点で、投資家の損失額は総額16億ドルに膨らんでいた。

 破綻したファンドを統括していたラルフ・シオッフィ氏とマシュー・タニン氏の弁護士は、捜査についてコメントを避けている。ベアの広報担当者も電話や電子メールでの取材に応じなかった。SECの広報担当者ジョン・ネスター氏は、「捜査に関して肯定も否定もしない」と述べた。ニューヨーク州東部地区連邦地方検事局の広報担当者ベントン・キャンベル氏はコメントを避けた。

容疑者は複数人

 インサイダー取引の容疑者は、複数いると見られる。ジェームズ・ケイン最高経営責任者(CEO)率いるベア・スターンズのオルタナティブ投資専門子会社、ベア・スターンズ・アセット・マネジメント(BSAM)の従業員は、ピーク時には約140人だった。その多くは破綻したファンド関連の仕事をしていた。ファンド破綻後、ベア・スターンズはBSAMの従業員数十人を解雇または一時解雇している。

(NBO編集部注:オルタナティブ投資とは、ヘッジファンドや不動産、ベンチャーキャピタルなど、株式や債券とは違った投資先に投資し、相場動向に関係なく収益確保を目指すこと)

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