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景気後退とまではいかないが…

経済専門家54人に聞いた2008年の米経済見通し

2008年1月8日(火)

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James C. Cooper (BusinessWeek誌、シニアエディター、シニアエコノミスト)

米国時間2007年12月20日更新 「No Recession, But…

 2008年に向け、米経済見通しが投資家の最大の関心事になっている。株価や債権利回りでは既に景気後退の懸念が織り込み済みだ。だが実際に景気後退が起これば、投資家のポートフォリオは大打撃を受ける。今後の見通しを把握するため、BusinessWeek誌は54人の専門家に2008年の予想を尋ねた。予想分野は住宅市場、信用収縮、米連邦準備理事会(FRB)の政策、世界経済の成長率とした(調査結果はこちら)。

 調査結果をまとめると次の通り。エコノミストの予想を平均すると、米経済の2007年第4四半期から2008年末までの予測成長率は2.1%(前年同期は2.6%)。大方の予想通りに今後しばらく米経済が伸び悩めば景気後退につながるように思えるが、景気後退の予想をしたのは2人だけだった。ただしここ数カ月で景気後退リスクが急激に高まったという見方はほぼ全員が一致した。

 総論として、低い経済成長率によって今年11月には4.7%だった失業率が5.1%に上昇し、インフレは抑制されると専門家は見ている。原油価格が横ばいまたは下落すれば、消費者物価上昇率は11月の4.3%から2.4%に下がる。エネルギーと食品を除くコアインフレ率は2.2%と引き続き抑制された水準で推移するだろう。増益率はひとケタの前半で推移。住宅価格は7%程度下落するが、住宅着工件数は年の半ばに底を打つ。

 「景気後退はない」と答えた専門家のほぼ全員が、FRBのさらなる利下げを前提としている。米国の政策金利であるFF(フェデラルファンド)レートは現行の4.25%から2.5~4%に引き下げられると予想される。4%を切ると見るアナリストがほぼ半数を占めた。10年債利回りは年末までに4.5%に上昇し、期間と金利の関係を表すイールドカーブ(利回り曲線)の勾配は少し急になる。

 全体的に見て、アナリストは慎重ながら楽観的な見通しをしている。しかしそれは多くの不確定要因を排除したうえでのことだ。主な懸念材料を次にまとめる。

信用収縮を乗り切れるかどうかはFRBの手腕にかかる

 2007年、最も予想外だったのは住宅市場の低迷が経済に及ぼした影響の大きさだろう。その影響は、エコノミストが予想していたような、住宅建設の低迷、住宅関連商品の消費縮小、個人の資産価値の減少といった直接的なものだけではなかった。サブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)市場の暴落は2つの問題を引き起こした。住宅市場の新たな暴落と、現在広範囲にわたり資金調達を妨げている流動性の危機だ。これにより金融市場が直撃を受けたのである。

 「2008年の経済の2大リスク要因は、住宅価格のさらなる急落に伴う消費引き締めと、現在の信用収縮による主体経済への影響だ」と、米コメリカ銀行(CMA)ダラス支店のダナ・ジョンソン氏は指摘する。

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