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ソニーのブルーレイが優勢勝ち?

ワーナー・ブラザーズの支持は復活へののろし

2008年1月16日(水)

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Kenji Hall (BusinessWeek誌、東京支局テクノロジー担当記者)
Cliff Edwards (BusinessWeek誌、シリコンバレー支局記者)

米国時間2008年1月8日更新 「Sony's Blu-Ray Breakthrough

 ソニー(SNE)のテレビゲーム機「プレイステーション3(PS3)」は長い間、巨大企業のカネと時間の無駄使いとして見られてきた。

 先行していた米マイクロソフト(MSFT)の「Xbox360」が後に任天堂の「Wii(ウィー)」に抜かれる中、PS3は常に後れを取ってきた。PS3の次世代ブルーレイディスクドライブや高価なハイテク部品は前年度利益に大きく響いただけでなく、来年度まで収益を圧迫する見込みだ。今年のPS3の販売予想台数を同社が達成できるかどうか、アナリストらは懐疑的だ。

 それでも、ハワード・ストリンガー会長兼CEO(最高経営責任者)がPS3に悪態をつくことはない。米ワーナー・ブラザーズ(TWX)がブルーレイ方式への一本化を決めたのは、PS3が2006年後半以降に何百万台と売れたからこそだ。

ワーナー・ブラザーズの援軍で勝負は決した?

 ワーナーは1月4日、競合規格であるHD-DVD方式の支持をやめ、7月からは販売する映画ソフトを高画質ブルーレイディスクに絞ると発表した。ソニー、韓国サムスン電子、松下電器産業(MC)をはじめ多くの家電メーカーが名を連ねるブルーレイ陣営にとって、ワーナーの支持は大躍進のチャンスだ。ワーナーの映画作品数は業界最多で、大ヒット作を生み出し続けている。これで大手映画制作会社7社のうち5社がブルーレイ方式を採用したことになり、次世代DVD規格をめぐる争いに決着がつくかもしれない。

 ブルーレイが勢いづくことで、ソニーにはどのような利益があるだろうか。今のところは、主に士気の向上だろう。ソニーは1980年代にベータマックスでVHSに敗北しており、その二の舞いになるのではないかという懸念がこれで解消されそうだ。「正確な影響の予測は困難だ」と英調査会社オーバムのアナリスト、カール・グレッサム氏は言う。いずれは、HD-DVD陣営のメーカー各社もブルーレイ技術に転向し、ソニー陣営にライセンス料を支払うことになる可能性がある。

 投資家はこの動きを既に大歓迎している。ワーナーの決定から2日間で、東京証券取引所のソニー株は4.1%上昇した。さらに望まれているのは、ストリンガー氏率いる同社が短期のうちにディスク、レーザーなどの主要装置の開発や奨励策に要した巨額の費用を回収し、消費者や映画制作会社をブルーレイ側に引き寄せることだ(ソニー関係者は数値の公開を拒否)。

 「ブルーレイの開発に多くの資金をかけた結果、当社は新機軸の波に乗りつつある」

 ストリンガー氏は1月7日、ラスベガスで記者らにそう語った。

 ワーナーのブルーレイ転向のニュースは、ソニーの第3四半期決算発表に先立って飛び込んできた。同期の収益は好調と予想されている。米ゴールドマン・サックス(GS)の藤森裕司氏の予想では、10~12月期の営業利益は前年同期より17%増の19億ドル、売上高は6.3%増の254億ドル。この予想通りなら、同期の営業利益率は7%を超えることになる。

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