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弱気の虫がダボスで鳴く

米国の浪費を責める恨み節と悲観論が蔓延

2008年1月25日(金)

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Stanley Reed (BusinessWeek誌ロンドン支局チーフ)

米国時間2008年1月23日更新「At Davos, the Growling of Bears

 スイスのダボスで始まった世界経済フォーラム年次総会(通称ダボス会議)は、開幕早々、金融市場の混乱が話題をさらった。

 極端な悲観論を聞こうと思えば、簡単に見つけられる。「もはや、米国経済がソフトランディングするかどうかという問題ではない」と言うのは、米調査会社ルービニ・グローバル・エコノミクスのノリエル・ルービニ会長。「今問題となっているのは、ハードランディングがどれだけ激しいものになるのかという話だ」。

 こうした悲観論に伴って、米国の政策立案者と金融界と消費者が、世界経済を難局に陥れたという考え方が広がっている。欧州委員会で経済・通貨問題を担当するホアキン・アルムニア委員を急先鋒に、欧州の政治家は米国の浪費を公然と批判している(BusinessWeek.comの記事参照:2008年1月23日「EU Blames U.S. Spending for Turbulence」)。

「問題の解決にはかなりの時間がかかる」

 そして、この難局から脱する容易な道は見当たらない。米モルガン・スタンレー(MS)のアジア代表を務める著名エコノミストのスティーブン・ローチ氏は、「世界市場の混乱と米国で始まった景気減速は、サブプライムローン(サブプライム)と信用市場のバブルが弾けた結果であり、問題の解決にはかなりの時間がかかる」と指摘。1月22日に0.75%という大幅な利下げ(BusinessWeek.comの記事参照:2008年1月22日「Stimulus Package to the Rescue」)が発表されたが、「米連邦準備理事会(FRB)による金融緩和では解決しそうにない」と言う。

 ローチ氏曰く、FRBのベン・バーナンキ議長は今、前任者のアラン・グリーンスパン氏が犯した過ちを繰り返す恐れがある。つまり、バブル崩壊後に大幅な金融緩和に踏み切り、結局、新しいバブルを生んでしまうという事態である。

 「過去8年の間に我々はたくさんのバブルを経験してきた」。ローチ氏はダボスでBusinessWeek誌の取材に応じて、こう語った。「すべてのバブルが相互に関連している。いずれも無責任な中央銀行が過剰流動性をもたらした結果であり、その先頭を走ったのがFRBだ」。

FRBの手法は、「危険かつ無謀、無責任」

 ローチ氏の考えでは、米国に限らず、英国をはじめとした多くの国が、実質所得ではなく、(住宅から株式、芸術品に至るまで、あらゆるものの資産価格が上昇する)バブルの中で生活するのに慣れきってしまった。1979年から82年にかけてインフレ退治に成功したポール・ボルカー元FRB議長を思わせるような規律ある財政政策こそが適切な処方箋だと言う。

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