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スーパーボウル狂想曲

ポテトチップスから大型TVまで、その経済効果は絶大

2008年2月5日(火)

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Douglas MacMillan (BusinessWeek.com記者、ニューヨーク)
Paula Lehman (BusinessWeek誌編集助手、ニューヨーク)
米国時間2008年1月26日更新 「The Super Bowl Economy

 起業家のスティーブ・ソデル氏にとって、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の年間王座決定戦「スーパーボウル」は、昨年10月から始まっている。12人のスタッフを率いてアリゾナ州フェニックスとその周辺のショッピングモールやホテルに店舗スペースを借り上げ、NFLのライセンス商品であるTシャツや帽子などで棚をいっぱいにする。どれも今年の「第42回スーパーボウル」のロゴ入りだ。

 試合のある2月3日までに、こうした急ごしらえのNFLグッズ販売店は24店舗に拡大し、従業員は42人に増える。だがその10日後には店を引き払い、タンパで開催される来年のスーパーボウルに向けて計画を練り始める。「うちは本当に短期間の勝負なんだ」とソデル氏は言う。

 スーパーボウルがもたらす収益の争奪戦は既に始まっている。ニューイングランド・ペイトリオッツが19戦全勝による完全制覇を狙う今年の大会では、単独のスポーツイベントとして史上最大の経済効果を期待する声が全米の企業から上がっている。

 経済面の記録は早々に塗り替えられている。米FOXテレビが中継する番組中の30秒の広告枠は、270万ドルと過去最高だ。会場となる米フェニックス大学スタジアムの出店料も700~900ドルと高騰している。

 それでも、スーパーボウルには企業や起業家、菓子メーカーや家電小売業者から、ラスベガスの賭け屋、フェニックス市内のホテル業者までが続々と集まってくる。消費者が景気悪化の不安をしばし忘れ、派手なパーティーや高額なチケット購入、アリゾナ州への観戦旅行などで、この「スーパーサンデー(スーパーボウルが開催される2月の第1日曜日)」を満喫すると期待してのことだ。

 意外なことに、スーパーボウルから最大の恩恵を受けるのはNFLや出場選手ではない。優勝チームが手にする賞金は1人7万8000ドル、負けたチームは1人4万ドル。NFLの最大の収入源は、会場内やNFLのオンラインショップ、あるいは全国の小売店で販売されるグッズの売り上げだ。1997年に1億2500万ドルを記録して以降は、それを若干下回る数字で推移している。

 チケット売り上げによる収益の大部分もNFLの懐に入る。平均価格800ドルで7万2000枚が完売したことから、今年の売り上げは5760万ドル前後という計算になる。

広告料金も桁外れ、30秒で240万ドル

 だがそれも、広告で動く金額と比べれば小さい。公式戦が行われている期間のCM放映権収入はNFLが得て、その額は収益の約半分を占めている。ところが、スーパーボウルでは中継権を持つテレビネットワークがCM放映権収入の全額を手にする。今年の中継権を獲得したのは米ニューズ・コーポレーション(NWS)傘下の米FOXテレビだ。

 スーパーボウルは、数千万人に及ぶ米国のテレビ視聴者にとって必見となっている数少ない番組の1つで、大金を注ぎ込んで製作したCMを楽しみにしているファンも多い。米小売広告・マーケティング協会(RAMA)の最近の調査によると、36.3%の消費者が主にCM目当てでチャンネルを合わせる。

 昨年の試合を中継した米CBSは、30秒スポットの平均料金を240万ドルに設定した。おかげで総広告収入は、試合中とその前後も合わせて2億4360万ドルに上った(米調査会社TNSメディア・インテリジェンス調べ)。FOXテレビは30秒スポットの料金を270万ドルまで引き上げたと報じられている。スーパーボウル関連の総広告支出は2億7500万ドルに達すると見られる。

テレビの前で観戦パーティー

 さらに上をいくのが家電小売業界だ。バージニア州アーリントンに本部を置く全米家電協会(CEA)は先頃、高品位テレビ所有者を対象に調査を実施した。そこではスポーツファンを自認する48%が購入目的を「特定のスポーツイベントを見るため」と回答しており、最も多く挙げられたのが、予想通りスーパーボウルだった。CEAによると、スーパーボウルがもたらした昨年の高品位テレビ売上高は、推計で22億ドルに上る。

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