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高速道路の借金爆弾を処理せよ

実態に則して国の借金に切り替え財源確保を

  • 山崎 養世

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2008年3月4日(火)

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 衆議院での道路予算の審議がひと月もたたずに終わりました。今年度の審議は、今後10年間の道路財源の方向を左右するものです。

 それなのに、審議日程が全く足りません。56年前に田中角栄議員が100日も答弁して議員立法で作った道路特定財源のあり方を、数回の審議と強行採決で決めるのです。そんなことでは、財政だけでなく、日本経済も再生のチャンスを失います。

借金をして3500キロの高速道路を新たに建設

 昨年11月には国土交通省から「道路の中期計画」が発表され、今後10年間にわたって、59兆円の道路財源が必要であるとされました。この計画が、ガソリン税などの「暫定税率」を今後10年も維持し、その財源を道路の整備に充てる根拠です。 

 ところが、国会審議の中で矛盾が明らかになりました。衆議院予算委員会では、民主党の馬淵澄夫議員によって、最新の交通センサス調査の結果が隠蔽され、道路需要が減っている実態を隠されたことが明らかになりました。

 最新のデータを使って計算すると、建設が必要な道路は大幅に減るでしょう。国民の必要に応じて道路を作るよりも、道路財源を確保することを優先した実態が明らかになったのです。

 でも、もっと深刻な問題があります。それが、高速道路の借金の問題です。借金は、返済できなければ膨らむからです。

 じつは、「道路の中期計画」の中には、高速道路などの高規格幹線道路を全国で1万4000キロまで作ることが盛り込まれています。このうち、高速道路は1万1520キロです。現在の高速道路が約8000キロですから、これから3500キロの高速道路を、今まで通り借金で作るのです。

コメント19件コメント/レビュー

暫定税率を廃止または一般税収化し道路予算を一度破綻させるべきだと思う。いずれにせよ政府保証が付いた国の借金なのだから発行済みの国債と扱いは同じなので、どのように税収を得てどのように使うかという問題に帰着できる。道路道路と言っている場合ではないと思う。(2008/03/05)

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暫定税率を廃止または一般税収化し道路予算を一度破綻させるべきだと思う。いずれにせよ政府保証が付いた国の借金なのだから発行済みの国債と扱いは同じなので、どのように税収を得てどのように使うかという問題に帰着できる。道路道路と言っている場合ではないと思う。(2008/03/05)

日本という国は内部から何か変えようという力があまりにも弱すぎます。これは政治家もメディア関係も評論かも有識者も国民も私も皆同じです。 国民が立ち上がらなければ政治家は良いほうには変わらないのは99%間違いの無いことです。そこで提案があります。 山崎氏に先頭に立ってもらって、道路財源改悪案に賛成した議員を一人一人リコールしていったらどうでしょうか。先ずはあまり人気の無いリコールが成立しやすい議員から初めるのです。 リコールが成立すれば国民も自分達の力が政治にも影響を及ぼすことが出来ることがわかり、また、自分達が今の日本を作ってしまったことを理解することでしょう。 そこから変化が起こると期待します。 どうかよろしくお願いします。(2008/03/05)

高速道路無料化の話題になると必ず環境問題をやり玉に挙げるコメントが入るのには、うんざりしている。CO2削減なんていうのは、欧州諸国(特にイギリス)が今後の世界支配を行うための新たな植民地戦略でしかないのに。実際、CO2なんていうのは、温暖化ガスのうちのほんの数%でしかなく、そのうち人為的に排出されるものなんてさらに少ないのですよ。科学的には、温暖化の原因は人為的な二酸化炭素ではないのです。「環境利権」に惑わされて、目の前の「高速道路利権」を温存するようなことになってはいけませんよ。(2008/03/04)

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