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米シティグループに何が起きている?

3兆円の支援でも立ち直れず、新たな資金調達の必要性も

2008年3月13日(木)

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Ben Steverman(BusinessWeek誌、投資欄記者)

米国時間2008年3月4日更新 「What's the Matter with Citi?

 ほんの1年前まで、米シティグループ(C)は世界最大手の銀行だった。それが今では、新たな資金調達の必要があるとも噂されている。

 3月4日、シティ株は一時8%下落し、ここ10年近くの最低水準に達した。米メリルリンチ(MER)などのアナリストが相次いで悲観的なリポートを発表し、シティの危うい財政状態への不安をあおったことも、株価急落につながった。

 シティは既に中東のソブリン・ウェルス・ファンド(SWF)から数十億ドルの出資を受けているが、その中東からも警鐘の声が上がった。アラブ首長国連邦(UAE)の政府系投資会社ドバイ・インターナショナル・キャピタルのサミール・アル・アンサリCEO(最高経営責任者)は産油国投資界の内情に通じている人物だ。そのアンサリ氏が、シティ存続にはさらなる資金が必要との発言をした。

300億ドルの資金調達では足りない?

 シティは信用危機による損害から立ち直るため、300億ドル近く(約3兆円)の出資を受けている。経営陣は3月4日、自己資本水準は十分で、新たな資金調達は必要ないと回答したとされる。

 だがアンサリ氏によれば、「シティ救済には、これまでの資金調達だけでは足りない」(米ダウ・ジョーンズの報道より)。

 シティが受けた信用危機の被害はとどまるところを知らない。今四半期だけでも、サブプライムローン(米国の信用力の低い個人向け住宅融資)関連債務から150億ドル、その他融資・投資先の不良債権から30億ドルの損失を追加計上するだろうと、メリルリンチのガイ・モスコウスキー氏は見ている。

 4月18日に行われる第1四半期決算発表を待たず、大方のアナリストは2008年の利益予想について厳しい見方をしている。

 モスコウスキー氏による当初の第1四半期業績予想では、1株当たりの利益は55セントだった。しかし現在は1.66ドルの損失に修正し、通年の利益は24セント程度と見ている。

 同じく3月4日、米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の株式アナリストもシティの通年利益予想を1株当たり2.99ドルから1.05ドルに下げた(S&PはBusinessWeek同様、ザ・マグロウヒル・カンパニーズの事業部門である)。米ゴールドマン・サックス(GS)もこれに追随し、「計算モデルに問題があった」として、第1四半期業績予想を1株当たり15セントの利益から1ドルの損失に下方修正している。

没落のきっかけは信用収縮と住宅ローン危機

 シティの問題を挙げればきりがないが、そのほとんどは信用収縮と住宅ローン危機に端を発している。モスコウスキー氏はリポートの中で、「住宅価格の暴落と米国住宅・商業ローン市況の低迷、企業の債務超過、主要投資銀行の業績悪化」を理由に挙げている。

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