「Bloomberg Businessweek」

米フェースブックの若き創業者、反省と野望

人気SNSを運営するマーク・ザッカーバーグCEOが語る

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2008年3月26日(水)

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Spencer E. Ante (BusinessWeek誌コンピューター担当編集者)
Catherine Holahan (BusinessWeek.com記者、ニューヨーク)

米国時間2008年3月10日更新 「Facebook CEO Admits Missteps

 米国のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)大手フェースブックのマーク・ザッカーバーグCEO(最高経営責任者)は23歳という若さながら、高飛車で尊大な人物という定評を確立している。事実そうだとしても、誰が彼を責められるだろうか。なにしろザッカーバーグ氏が米ハーバード大学を中退して築いた会社は、米グーグル(GOOG)以来最も急成長を遂げ、最も革新的なインターネット企業の1つとなった。昨年、米マイクロソフト(MSFT)から投資を受けた際の評価額は150億ドルに達した。

 だが、テキサス州オースチンで開催されたイベント「サウス・バイ・サウスウェスト・インタラクティブ(SXSW)」の会場で、ザッカーバーグ氏は公の場では初めて謙虚な一面を見せた。3月9日に行われた基調講演のBusinessWeek誌コラムニストのサラ・レイシーとの質疑応答の中で、自身が犯した一連の間違いを認めたのだ。1時間に及んだこのインタビューの内容は多岐にわたり、世界で1億人以上いるフランス語圏の人々をターゲットとした、フェースブックのフランス語版の開設も発表された。

 フェースブックは創業4年で、米ニューズ・コーポレーション(NWS)が所有する最大手「マイスペース」に次ぐSNSサイトに成長した。現在の最大の課題は、世界で6000万人を超える会員からどのように収益を得るかだ。ザッカーバーグ氏はカネを生み出すサイトへの転換を目指した当初の試みが狙い通りに進んでいないことを認めた。

広告システム「ビーコン」導入での教訓

 最大の失敗を犯したのは昨年末だった。ユーザーがネットで購入した商品情報を友人に知らせる「Beacon(ビーコン)」という広告プログラムを導入。ザッカーバーグ氏自ら11月に鳴り物入りでこの新規事業を発表した。「今後何百年も続く新たな広告の時代が、まさに今日始まる」という同氏の言葉はよく知られている。

 だがSXSWの会場では、「あれは大袈裟だった」と後悔まじりに話した。「少し先走りしすぎたようだ。生半可な知識をひけらかしている印象を与えてしまった。(中略)この事業を成功させるにはやるべきことがまだたくさんある。息の長い取り組みが必要だ。今後15〜20年でどのような展開になるかが楽しみだ」

 ビーコンはプライバシーの侵害だと多くの会員から非難された。また、導入に当たって各会員がビーコンの利用を承諾するオプトイン方式ではなく、利用したくない場合に拒否するオプトアウト方式を採ったことも会員の怒りを買った(BusinessWeek.comの記事を参照:2007年11月30日「Facebook Dims the Beacon Spotlight」)。

 ザッカーバーグ氏はこのビーコンの一件で重要な教訓を学んだと言う。「我々が犯してきた間違いの大部分は、会員に十分な情報管理能力を提供できなかった点にある。会員が自分の情報を完全に管理できるようにしなければならない。もっときめ細かな情報管理ができれば、会員はさらに多くの情報を共有でき、我々もさらに大きな目標を達成できる」

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