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日本発のスーパーカー「オロチ」、世界へ進出

光岡自動車、アジア市場と中東産油国市場を狙う

2008年4月16日(水)

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田代弘子 (BusinessWeek誌、東京支局記者)
Ian Rowley (BusinessWeek誌、東京支局特派員)
米国時間2008年4月7日更新 「In Japan, a Car Apart from the Pack

 通常の尺度で成功を測るなら、光岡自動車は日本の大手自動車メーカーには及ばない。今年2月に創立40周年を迎えたが、海外はもちろん国内でもその知名度は高くない。

 広告展開もほとんどせず、年間販売台数はわずか750台。自動車開発資金は、伊ランボルギーニ、米クライスラー、独フォルクスワーゲン(VLKAY)の正規輸入代理店部門の利益に頼っている。

 だが光岡の車は、その風変わりで大胆、時には奇想天外ですらあるデザインで、日本の路上でひときわ異彩を放つ。トヨタ自動車(TM)や日産自動車(NSANY)、ホンダ(HMC)の車とは一線を画している。

 光岡のラインアップは、英国のクラシックカーを模したコンパクト車から、10万ドル強の“スーパーカー”「大蛇(オロチ)」まで多彩。「ラ・セード」(2001年生産終了)は日本の自動車史上で最も仰々しく派手なモデルかもしれない(BusinessWeek.comのスライドショーを参照:2008年4月7日「Japan's Wackiest Carmaker」)。

 「個性的な光岡車は、誰も乗っていない車が欲しい私のような人間にはぴったりだ」。こう話す写真家の内藤一氏(60歳)は、魅惑的なオロチ(価格:15万ドル)、英軽量スポーツカー「ケータハム・スーパーセブン」から着想を得た2人乗りオープンカー「ゼロワン」(価格:2万9000ドル)などを所有している。

若い購買層に訴えるモデルを

 現会長の光岡進氏は1960年代、富山県に会社を創設した。当初は自動車の修理を行っていたが、1982年になって排気量660ccエンジン搭載の国産ミニカーよりもさらに小型の50ccエンジン搭載マイクロカー(ゼロハンカー)の製造を開始(BusinessWeek.comの記事を参照:2006年11月27日「Land Of The Lilliput-Putt」)。

 その数年後には、トヨタや日産、ホンダのシャシーとエンジンを使って独自のフルサイズ車を開発している。1995年には日本政府によって、1963年のホンダに続く10番目の国産自動車メーカーとして認定された。

 日本の神話に登場する八岐大蛇(ヤマタノオロチ)からその名が付いたオロチは、光岡の斬新な車作りの姿勢をよく物語っている。発表は2006年。外観はスーパーカーだが、搭載している3.3リットルV6エンジンはわずか233馬力と、日産のスーパーカー「GT-R」の半分程度。

 オロチ誕生のきっかけとなったのは、光岡氏の妻の「東京モーターショー2001に出展するなら、ひと味違うコンセプトカーがいい」という一言だった。そのデザインに感銘を受けた光岡幹部たちはコストを度外視し、2006年に製造を開始する決断を下した。

 現在、オロチやその装備を一部簡略化して1000万円を切る価格の「大蛇・零(オロチ・ゼロ)」を買おうとしても、納車まで半年待たなくてはならない。「若い人たちの興味をかき立てるクルマを提供していきたい」と光岡章夫社長は言う。章夫氏は創業者の兄・進氏の後任として、2004年に社長に就任した。

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