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アマゾン創業者のベゾスCEOが語る

革新的企業で11位、大胆なイノベーション戦略をさらに推進

2008年4月28日(月)

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米国時間2008年4月17日更新 「Bezos On Innovation

 先日の写真撮影中、カメラマンから口を閉じてほしいと注文されると、ジェフ・ベゾス氏は苦笑いしながらすかさず言った。「いつもそう言われるんだ」。米アマゾン・ドット・コム(AMZN)創業者のベゾスCEO(最高経営責任者)のいつも通りの大きな笑い声が部屋中に響き渡った

 もちろんベゾス氏はもっと辛辣な批判の言葉も耳にしてきた。創業から13年の歴史の中で、特に2002年以降、同氏はウォール街のアナリストから叩かれ続けてきた。不興を買った主な原因は、新規事業に向けて多額の資金投入を続けてきたことだ。2004年から2006年にかけて、多くのインターネット関連企業の株価が再び上昇に転じた際にも、50ドルを超えていたアマゾンの株価は逆に26ドルにまで落ち込んだ

 だが最後に笑ったのはベゾス氏だったようだ。アマゾンは紛れもなく電子商取引分野のトップ企業となっただけでなく、さらに大胆な新規成長戦略を実行に移した。アマゾンの誇るコンピューターインフラを利用したIT(情報技術)サポート事業の開始だ。

 当初、新興企業を対象としていた同社の有料ホステッドコンピューティングサービスは、最近では大企業への提供も開始している。昨年秋に発表した電子書籍端末「Kindle(キンドル)」もグループ売上高140億ドルの同社の新たな主力事業に育つ可能性もある。

 リスクが高いと懐疑的な声がある中で、どのようにすればイノベーションに取り組み、その取り組みを継続できるのか。BusinessWeek誌シニアライター、ピーター・バローズが先日、シアトルのアマゾン本社でベゾスCEOに聞いた。

 あなたのように業況の良し悪しに関わらず新規事業へ資金をつぎ込み、専門家から集中砲火を浴びるCEOはあまりいない。それについて自身の考えは?

 イノベーションに取り組むのに適さない時機などないというのが私の考えだ。業況が良くても悪くてもイノベーションは行うべきだ。顧客の関心に基づいて常にイノベーションを続けるべきである。この考え方は我々の中に深く根ぢいている。ほかに選択の余地があるとは思えない。

 アマゾンは徹底した倹約主義で知られているが、その考え方はイノベーションに関しても適用されているのか?

 倹約主義を貫くことでイノベーションは促進されると思う。様々な制約の中でイノベーションが促されるのと同じだ。閉塞状況から抜け出すためには、自分で新たな方法を考え出すしかない。アマゾンの創業当初は顧客獲得のための広告にかける予算はなかった。そこで考え出したのがアソシエイト(アフィリエイト)プログラムで、我々のサイトにリンクを張ってくれるウェブサイトすべてに収益を分配した。購入から支払いまでが迅速に行えるワンクリック注文システムも考案した。これらのイノベーションはみな多額の予算をかけることなく実行できた。徹底的に検討し、顧客の利便性に焦点を当てる姿勢さえあればできることだ。

 イノベーションへの投資について、ウォール街やメディアなどの批判は気にならないようだが…。

 革新的な取り組みのためには誤解されることを恐れてはならないと思う。これは重要な点だ。今までにない新しいことをやろうとすると、正しく理解してはもらえない。前例がないからだ。だがそれこそがイノベーションの基本だ。

 しかし、株価を維持することも責務ではないのか?

 我々の長期戦略が正しいと言い張るつもりはない。だがそれは我々の企業戦略だ。これまで一貫して、アマゾンがどのような会社であるかをできるだけ明確に投資家に示してきた。そのうえで投資家が判断することだ。

 長期保有株主に出向いて戦略の説明を行うのか?

 取締役会での議論はするが、社外の投資家に説明しに行くことはない。企業規模が大きくなって好ましいことは、かなり大規模な“実験”を行っても短期的な業績にそれほど重大な影響を与えずに済むことだ。この3年間、キンドルや新たなウェブサービス、その他の公にはしていない取り組みで相当な投資を行ってきたが、当社の業績は非常に好調だ。

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