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中国製MRIが病院に登場する日

精密な医療機器を中国で製造して、信頼性に問題はない?

2008年5月2日(金)

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Bruce Einhorn (BusinessWeek誌香港支局、アジア地域担当エディター)
Zoe Galland (BusinessWeek誌エディター、ニューヨーク)
米国時間2008年4月23日更新 「Chinese MRIs, Coming to Your Hospital

 中国製の食品や玩具などの製品の安全性が問題になっている米国で、米製薬大手バクスター・インターナショナル(BAX)が厳しい視線にさらされている。同社製の血液凝固阻止剤「ヘパリン」使用患者に副作用や死亡例が相次ぎ、中国産原料の混入不純物が原因との疑いで大半が回収されたのだ。

 米食品医薬品局(FDA)は4月21日、原料を生産する中国の工場が今も安全基準を満たしていないと発表。対する中国当局は問題が中国側にあることを否定している。

 このところ米国のマスコミはヘパリン問題で持ち切りの観があるが、それでも多国籍企業が中国の医療産業と結びつきを強める動きが止まる様子はない。

 オランダの複合企業ロイヤル・フィリップス・エレクトロニクス(PHG)は、主要事業を電子部品や半導体事業から医療機器などの高成長分野へ移しており、中国の製造業者、大学、病院との協力関係を強化している。

 フィリップスは最近、中国西部の成都にある四川大学華西医院(同大学医学部付属病院)と共同研究契約を結んだ。また南部の都市、深センにある患者モニタリング装置の製造会社を買収したことも発表している。

 「医療産業では中国に製造部門を移す企業が今後も続出するだろう」と、フィリップスのヘルスケア事業部の大中華圏地区現地法人の金定義(デビッド・ジン)CEO(最高経営責任者)は予測する。同社ヘルスケア事業部は中国北東部のソフトウエア・ソリューション会社の東軟集団(ニューソフトグループ)との共同出資で合弁会社も経営しており、磁気共鳴映像(MRI)装置、コンピューター断層撮影装置(CTスキャナー)、超音波(エコー)診断装置、X線撮影装置を製造している。

シーメンスやゼネラル・エレクトリックも中国市場に参入

 中国に注目する企業はほかにもある。独シーメンスは昨年9月、上海に医療機器の研究・開発(R&D)、製造、サービス、販売、マーケティングを担う拠点センターを開設した。今年は1000人を雇用する予定という。同センターはシーメンスの医療関連でアジア最大規模を誇る。

 また、米ゼネラル・エレクトリック(GE)の医療事業部門は昨年8月、カナダの診断装置導入支援サービス会社プレミア・ダイアグノスティック・ヘルスサービス(本社:バンクーバー)との提携を発表した。プレミアは香港に子会社を持ち、GEのポジトロン断層撮影装置(PETスキャナー)を中国の医療機関に販売し、運用管理する業務を行う。既に中国東部の都市、無錫の人民解放軍第101病院などで導入されている。

 中でも対中販売に積極的なのが、米医療機器販売のメドトロニック(MDT)だ。昨年12月、香港市場に上場している中国の医療機器メーカー、山東威高集団(ウェイガオ・グループ、本社:山東省威海)の株式の15%を取得するため2億2100万ドルを出資したことを明らかにした。

 両社はまた、脊髄手術に使う器具を製造する合弁会社も設立している。いずれは中国国内だけでなく海外にも販売網を広げたい、と山東威高のチャン・チャン副社長兼CFO(最高財務責任者)は抱負を語る。

 メドトロニックのアジア太平洋支社のジャン=リュック・ビュテル社長は、同社は今後ますます製造拠点を中国に移すことになると語っている。「ぜひ、ほかの企業とも協力関係を広げていきたい」

コメント1件コメント/レビュー

中国の製造業者をどう活用し管理できるかがポイントである。コストダウンもその内容に関わりがある。ノウハウを出して造らせられるメーカーであるのか全部供給して組み立てさせるのかでコストダウンに差がでてしまう。中国人を管理できるか?(2008/05/02)

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中国の製造業者をどう活用し管理できるかがポイントである。コストダウンもその内容に関わりがある。ノウハウを出して造らせられるメーカーであるのか全部供給して組み立てさせるのかでコストダウンに差がでてしまう。中国人を管理できるか?(2008/05/02)

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