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任天堂、一歩下がってまた進む?

最高益を達成、Wii人気は相変わらずなのに株価は2%下落

2008年5月8日(木)

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Kenji Hall (BusinessWeek誌、東京支局テクノロジー担当記者)
米国時間2008年4月25日更新 「Nintendo Down, But Not Out

 ゲーム機大手、任天堂(NTDOY)の岩田聡社長には成功の喜びにひたる余裕もなかった。最高益の達成と、今後も絶好調との見通しが発表された翌日の4月25日、同社株が2%以上も下落したのだ。

 東京で開かれた決算説明会で岩田社長は質問攻めに遭っていた。金融アナリストや記者らは、任天堂の好成績がいつまでも続くはずはないと考えているようだ。

 これまでの任天堂の業績は文句のつけようがない。据え置き型ゲーム機「Wii(ウィー)」の人気と多数のWiiゲームソフトの好調な販売により、3月期決算の売上高は前期比73%増の160億ドル(1兆6724億円)、営業利益は2倍以上の47億ドル(4872億円)を計上した。

 最近の円高ドル安により8億8000万ドル(923億円)の為替差損が発生したが、それでも当期純利益は47%増の約25億ドル(2573億円)となった。今年の業績予想も最高益を更新すると見込まれている。

 ではなぜ成長予測に疑問の目が向けられるのか。まず考えられるのは今年の収益成長率予想が控えめであることだ。売上高は前期比7.6%増、営業利益は8.8%程度の増加にすぎないとされている。

 しかも、世界中で7000万台以上を売り上げてきた携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」は発売後4年が経過し、商品としての勢いが衰えている。DSのゲームソフト売上高も今後は横ばい状態となりそうだ。

株価下落は一時的なもの?

 Wiiですら日本での売り上げはやや鈍ってきている。市場調査会社メディアクリエイトによれば、1月から4月中旬までのWiiの国内販売台数は、前年同期比4.6%減の約119万台だった。

 「海外では飛ぶように売れており、短中期的な見通しは良好だ」とKBC証券の上出浩史氏は見る。「ただ国内では先細り感があるし、日本での動向が海外での動きの前触れであることも多い」。

 今回の株価下落は一時的なものと考えるアナリストは多い。ただ、懸念材料であることは否めない。

 世界で2500万台という今期目標達成のため、任天堂は今年の夏にWiiを増産する予定だ。2006年11月の発売以降、Wiiの販売台数は2450万台に達し、既にソニー(SNE)の「プレイステーション3(PS3)」と米マイクロソフト(MSFT)の「Xbox360」双方を抜いている。
 
 ただし、PS3が追い上げてくるのは時間の問題と見る向きもある。ソニーは今年後半に映像ダウンロードほか新サービスを開始する。オンラインサービスの「Home(ホーム)」は、3次元仮想空間でユーザー同士が交流したり複数参加型ゲームの仲間や対戦相手を見つけることができる。

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