• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

ヤフーのヤンCEOが身売りを渋る本当のワケ

決断の時はいずれ来るのか

2008年6月11日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

Robert Hof (BusinessWeek誌、シリコンバレー支局長)
米国時間2008年6月3日更新 「Why Yahoo's Yang Is Holding Out

 米ヤフー(YHOO)のジェリー・ヤンCEO(最高経営責任者)は忍耐の日々を送っている。既に1カ月以上、株主からの激しい突き上げを受けているのだ。米マイクロソフト(MSFT)から出された475億ドルの買収提案に乗らなかったことが原因だ。

 マイクロソフト側は、ヤン氏の頑な姿勢が5月3日の買収提案撤回の要因としているが、その姿勢は株主訴訟の中でも暴露されている。6月2日、高額の解雇手当を含む“買収防止策”をヤフー経営陣が策定したことが、公表された訴状で明るみに出た。

 翌3日、米著名投資家カール・アイカーン氏も突き上げる。ヤフー取締役会に意中の人材を送り込み、マイクロソフトとの合併話を復活させることを狙う同氏は、訴状の中でも取り上げられたヤン氏の「マイクロソフトへの根深い敵意」や「保身的かつ利己的な振る舞い」が、買収話を帳消しにしたという非難を繰り返した。

 また、米ウォールストリート・ジャーナル紙のインタビューでアイカーン氏は、委任状争奪戦(プロキシーファイト)に勝利した暁には、ヤン氏を失脚に追い込むつもりだと語っている。ヤフー株は同日、1株26.15ドルに後退。10月26日の33.63ドルから22%以上の急落となった。

マイクロソフトによる買収に慎重なヤン氏の立場

 ヤン氏が買収条件の向上にこれほど固執し続けるのはなぜなのか――。米キャピタル・リサーチ・アンド・マネジメントや米レッグ・メイソン・キャピタル・マネジメントなどの機関投資家から、大物投資家のアイカーン氏やこの一件であぶく銭を稼ぎたい多くのヘッジファンドまで、ヤフー株主に共通する最大の謎だ。

 ヤフーの共同創業者でもあるヤン氏には、マイクロソフトの誘いに乗らない相応の理由がいくつもある。ヤフーに対する理屈抜きの愛着、マイクロソフトへの根深い反感、インターネットの先駆者として後世に残るものを育みたいという切なる願い。ニュース報道や訴状でよく挙げられるのはこうした理由だが、ヤン氏が鬼気迫る態度で交渉に臨むのには別の理由があるというのが、アナリストやヤフー筋、ヤン氏消息筋の見方だ。

 ヤフー筋によれば、ヤン氏も取締役会も断固として買収に反対しているわけではない。にもかかわらず、マイクロソフトの提案に対するヤフー取締役会の抵抗は既に4カ月を超えている。その最大の理由は簡単。「もっとカネが欲しい」のだ。だが、マイクロソフトが買収提示額を1株当たり2~3ドル上積みすれば事が片づくのかというと、そう単純ではないようだ。

コメント0

「Bloomberg Businessweek」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

私の仕事は経営することではなく、リーダーであることです。

ジェンスン・フアン エヌビディア創設者兼CEO