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無人走行のロボットカー、もうすぐ誕生?

自動運転システムの実用化・普及で安全性・燃費とも向上へ

2008年7月15日(火)

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David Kiley (BusinessWeek誌、デトロイト支局上級記者)
米国時間2008年7月7日更新 「The Coming of the Car-Bot

 就職のための面接が5分後に迫る中、車でニューヨーク市内のオフィスビルに向かっていると想像しよう。だが心配はいらない。駐車場の場所は既に車のメモリーに入力してあるし、駐車料金の支払いも既に済ませてある。

 車はドアを閉めるだけで発進する。運転手なしの自動運転だ。職にありつけるかどうかを気にしながら、危険な数ブロックの市街地を時間に追われて自分で車を運転するよりも、事故に遭う危険性は低いのだ。

 話がうますぎる? 新たな文明の幕開け? そんな未来のことを気にしても意味がない? 人によって意見は様々だろう。だが、こうした自動運転が今後20年以内に当たり前のことになるばかりでなく、米国から中国まで、世界中で自動車の二酸化炭素(CO2)排出量削減に不可欠な技術となると考えている研究者や技術者、自動車メーカーは少なくない。

 そして、横滑り防止装置(ESC)や盲点探知(BSD)システムなど、既にオプションとして搭載されているものも含め、“無人走行車”の実用化に必要な技術の開発が数年ごとに段階的に進むにつれて、交通事故による死亡者数は激減することになりそうだ。

「人間以上の巧みな操縦能力」

 米ゼネラル・モーターズ(GM)電子エンジン制御統合研究所のナディ・ブール所長が、自動運転技術の導入に熱心な理由はそこにある。自動運転技術によって個人用の乗り物の運転方法や概念は一変する。ブール所長は、どのような技術が実現可能か、消費者にどの程度受け入れられるかを研究するGMの取り組みの中心にいる。

 「コンピューターやセンサー、無線送信機を使えば自動運転技術の実用化は可能。自動車でも航空機でも、人間以上の巧みな操縦能力を発揮できることが分かってきている」(同所長)。

 自動車メーカーの中では、目下のところGMが自動運転システムの推進で一歩リードしている。昨年11月には、GM、独自動車部品メーカーのコンティネンタル・テーベス、米建設機械最大手キャタピラー(CAT)、米カーネギーメロン大学の合同チームが、GMのSUV(多目的スポーツ車)「シボレー・タホ」を改造した無人自動車「ボス」を設計。米国防総省高等研究計画局(DARPA)が主催した無人ロボットカーレース「アーバン・チャレンジ」で、ほかのエントリー車85台を制して優勝した。

 国防総省では無人戦闘車両を開発することで、戦地に赴く兵士の数を極力削減したい考えだ。無人の戦闘機や偵察機について耳にしたことはあるだろう。国防総省は、人間の搭乗はおろか遠隔操作すら必要ない戦車などの車両の実用化を目指している。

 遠隔操作なしでどうやって自力で走行させるのか。実現には複数の技術を組み合わせることが必要になる。

・ESC(横滑り防止装置):
 既に自動車への搭載が始まっており、近い将来、大半の車両への標準装備が期待される。走行中に横滑りを感知し未然に防ぐことで操作性を向上させる。車両制御を失ったことを感知すると、自動的に個別の車輪にブレーキをかけて、車両の進行方向を修正・維持する。車両の前方がカーブの内側に寄るオーバーステアに対しては外側前輪に、車両の前方がカーブの外側に寄るアンダーステアに対しては内側後輪に、それぞれ自動的にブレーキをかけて、車両の方向を修正する。制御を取り戻すまでエンジン出力を落とすESCシステムもある。

・ACC(車間距離制御システム、アダプティブ・クルーズ・コントロール):
 車の設定速度を維持する点は従来のクルーズコントロールと同じだが、車間距離を適正に保つために速度を自動調整できる点が異なる。レーダーセンサー、デジタル・シグナル・プロセッサー、水平制御装置を用いて、先行車の減速や障害物の存在を感知すると、エンジンやブレーキに信号を送って速度を落とす。障害物がなくなった時点で再び設定速度まで加速する。GMの「キャデラック」や「ビュイック・ルセルヌ」をはじめ、「メルセデスベンツ」、日産自動車「インフィニティ」、トヨタ自動車「レクサス」などが現在オプションとしてACCを搭載している。

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