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長城汽車の野望

中国のSUVとピックアップトラック分野で首位、次は小型車市場へ

2008年7月18日(金)

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Dexter Roberts (BusinessWeek誌中国支局長、アジアニュース担当エディター)
米国時間2008年7月9日更新 「Great Wall Motor: Gunning for Glory

 「中国で有力な自動車メーカーは」と聞かれ、すぐに長城汽車(グレートウォール)の名が思い浮かぶ人は少ないだろう。同社の中国市場でのシェアは1.2%に過ぎず、規模では中国自動車メーカー各社に及ばない企業である。

 北京から2時間の郊外、河北省保定市に本拠を置く長城汽車は、18年前の民営化以前は主に農業機械を生産する村営企業だった。最近では、国内トップシェアを誇るSUV(多目的スポーツ車)やピックアップトラックで知られている。

 だがここに来て、長城汽車は乗用車市場への進出に強い意欲を見せている。今年初めには、同社初の小型車となる排気量1.3リッターの「精霊(GWペリ)」(販売価格:6400~7800ドル)を発売。製品の品質と信頼性の向上を目的とし、1100万ドルを投じて安全性研究所も新設した。今後2年間で、セダン、ピックアップ、SUVなど、15車種を投入する計画だ。

 長城汽車の抱く野望を後押しするような出来事もあった。

 米クライスラーは7月3日、長城汽車と販売、部品、技術分野で長期的な事業提携に向けた覚書を交わしたと発表。中国市場への強力な足がかりの獲得を目指すクライスラーと、クライスラーの技術と国際的な販売ノウハウの入手を目論む長城汽車の思惑によるものだ。

 この発表を受け、香港株式市場に上場している長城汽車の株価は約2%上昇した。なお、燃料価格高騰のあおりで、中国自動車メーカー各社同様、長城汽車の株価も過去12カ月間で50%以上下落していた。

長城汽車のCEOは女性

 中国はもとより世界の自動車業界でも特に珍しいのは、長城汽車の成長を導いてきた最高経営責任者(CEO)が比較的若い女性だということだ。

 2002年にCEOに就任した王鳳英(ワン・フェンイン)氏は、保定生まれの37歳。在職期間は長城汽車の経営陣の中でも長い方になる。入社したのは同社が民営化されて間もない時期。規模は小さく先行きも不透明だったが、王氏はそこに可能性を見いだした。

 「民間企業では、勤勉に働けば報われる可能性は大いにある。強力なコネがないのなら、勤勉さでのし上がっていくしかないのも事実。それに当時、中国では自動車産業はまだ始まったばかりで成長する可能性が大きかった」と王氏は語る。

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