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米ヤフー、綱渡りの独立路線

強気を貫くだけの体力は持っていない?

2008年7月30日(水)

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Catherine Holahan (BusinessWeek.com記者、ニューヨーク)
米国時間2008年7月23日更新 「Yahoo's Tenuous Case for Independence

 米ヤフー(YHOO)は7月22日、2008年第2四半期(4~6月期)決算を発表した。内容はヤフーが独立路線を歩む正当性を裏づけるに足るものではなく、純利益は前年同期比19%減の1億3100万ドルだった。米国の景気減速の影響で、オンライン広告が伸び悩んだことが響いた。

 「金融、旅行、小売り(広告)が低迷している。いずれも最近の経済情勢の影響を強く受けている業界だ」と、ブレイク・ジョージェンセンCFO(最高財務責任者)は決算発表のオンライン会見で述べた。

 投資家やアナリストは、決算報告から、再び成長軌道に乗せるためのヤフーの努力の成果や、米マイクロソフト(MSFT)からの買収提案を拒否した判断の正当性を評価しようとしている。1株当たり利益は、もともと低かった市場予想を下回り、評価材料にはならなかった。

 米市場調査会社フォレスター・リサーチ(FORR)のアナリスト、シャー・バンボスカーク氏は、「確かに景気は低迷している。だが、マイクロソフトの買収提案をはねつけた時、ヤフーは強気な主張を並べた。だが現状のままでは、その主張は到底実現できない」と言う。

MSとヤフーは共闘してグーグルに対抗すべきか?

 第2四半期決算はヤフーの独立路線を正当化する内容ではなかったものの、マイクロソフトとの統合が必須だという根拠にもならなかった。

 多くの投資家は、ヤフーの業績が市場予想を大幅に下回ると危惧していた。オンライン広告やテクノロジー製品の需要低迷による影響が、ほかの大手インターネット各社にも及んでいるからだ。

 マイクロソフトは2009年の利益見通しを下方修正(BusinessWeek.comの記事を参照:2008年7月18日「Investors Pummel Microsoft; IBM Impresses」)し、オンライン事業の黒字化へ向け追加投資が必要との方針を示した。

 米グーグル(GOOG)が7月18日に発表した第2四半期決算も市場予想を下回った(BusinessWeek.comの記事を参照:2008年7月18日「Google: Weathering the Storm?」)。厳しさを増す経済環境の影響を受けたためだと同社は説明している。

 同日、ネット広告大手の米バリュークリック(VALU)もオンライン広告収益の見通しを下方修正した。

 一方、ヤフーは今後の売上高について、2008年第3四半期は17億8000万~19億8000万ドル、通期で73億5000万~78億5000万ドルとした当初の見通しを変更していない。

 米アメリカン・テクノロジー・リサーチのアナリスト、ロブ・サンダーソン氏は、「ヤフーの第2四半期決算はかなり悪いだろうというのが大方の予想だった」と言う。だがフタを開けてみれば、一部のアナリストの悲観的予測よりは好業績だったと指摘し、「惨憺たる業績だったのはマイクロソフトの方だ」と語っている。

 ヤフーの株価は決算発表後の時間外取引で2.3%上昇した。

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