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(4)「北京で観戦? ありえない」--上海コスモポリタンの微妙な気持ち

  • 田原 真司

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2008年8月19日(火)

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 中国の首都であり、共産党と政府の中枢が集中する北京は、良くも悪くも政治的な都市だ。普通のおじさん、おばさんから知識人まで、北京の老百姓(一般庶民)は政治談義が大好きである。

上海の繁華街を飾るオリンピックの幟。北京より小ぶりで目立たない
工事現場を隠す看板もやや控えめ

上海の繁華街を飾るオリンピックの幟。北京より小ぶりで目立たない(上)。工事現場を隠す看板もやや控えめ(下)

 一方、その対極と言えるのが上海。中国随一の商都では、人々の最大の関心は「ビジネス」だ。誰しもそうだとは言わないが、政治談義は一般につまらない話題として敬遠される。しかし、政治に全く無関心というわけでもなく、意識しながらあえて距離を置いているようなところがある。

 上海の人々はまた、北京に強いライバル意識を持っている。歴代王朝の都として栄えた北京の住民に、中華文明の継承者としての矜持があるとすれば、外国の租界をルーツに発展した上海の人々には、世界最先端の潮流をいちはやく取り入れるコスモポリタンとしての自負があるようだ。

 北京オリンピックは世界的なスポーツの祭典であると同時に、中国政府が国家の威信をかけた一大政治イベント。上海のコスモポリタンたちは、それをどう見ているのだろう。

挨拶は「金メダル今何個?」

 最初に話を聞いたのは、コンサルタント会社を経営している楊さんだ。生まれも育ちも上海の、生粋の上海っ子である。日本や香港で働いた経験もあり、現在は上海を拠点に中国各地を飛び回っている。

「オリンピック? ええ、上海も盛り上がっていますよ。友人や同僚の間では、『中国チームの金メダルは今何個?』が毎日の挨拶がわり。うちの会社ではオリジナルの応援Tシャツを作って、社員だけでなくお客さんにも配っているんです」

 楊さんの関心がこれほど高いとは、正直、予想外だった。知り合ってもう7~8年になるが、彼女の口からオリンピックやスポーツの話題をついぞ聞いたことがなかったからだ。

 「なんだ、実は楊さんも楽しみにしてたんですね」。そう改めて問うと、ちょと照れくさそうな声でこんな返事が返ってきた。

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