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英プレミアリーグ、躍進の理由

外国人投資家が続々参入する金満リーグに

2008年9月2日(火)

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Mark Scott (BusinessWeek誌、ロンドン支局記者)
米国時間2008年8月21日更新 「English Soccer's Global Reach Scores Big

 イングランドサッカー、プレミアリーグが開幕した。世界で最も競争が激しいとも言われるリーグを舞台に、来年5月までの毎週末、各チームが熱戦を繰り広げる。

 マンチェスター・ユナイテッドのクリスティアーノ・ロナウドや、チェルシーのディディエ・ドログバなど、有名選手も多数在籍。国内各地のパブには地元のサッカーファンが押し寄せ、ビールを片手に、ひいきのスター選手の妙技に酔いしれる。

 驚くべきは、こうした光景が見られるのは英国内だけではないことだ。たとえ本場のパブはなくとも、米テキサスからタイに至るまで、世界中のあちこちで、毎週のプレミアリーグに熱い視線が注がれる。

 “プレミア”の世界的な訴求力と、世界各国から支払われる多額の放映権料のおかげで、同リーグは巨大な金満リーグへとのし上がった。総収入や視聴者数は欧州他国のリーグを凌駕。世界的な人気スポーツであるサッカーの地位を生かして、米NFL(全米フットボールリーグ)やNBA(全米バスケットボール協会)にも迫りつつある。

 1992年の発足以来、プレミアリーグは、現在に至るまでに巨大な成長を遂げてきた。米デロイト・コンサルティングによると、テレビ放映権料、入場料、関連商品販売による今シーズンのプレミアリーグの総収入は、16年前の最初のシーズンの10倍にあたる36億ドル(約4000億円)を超え、第2位のドイツのブンデスリーガ(今年の予想収入は20億ドル-約2200億円-強)を大きく凌ぐ。

 デロイトのスポーツビジネスグループ(ロンドン)のシニアマネジャー、ピート・ハックルトン氏はこう話す。「プレミアリーグの力は増すばかり。放映権収入が増えたことが、同リーグ成功の最大の要因だ」。

放映権の包括契約が奏功

 プレミアリーグが欧州各国のサッカーリーグに比べて優位な点の1つが、テレビ放映権の交渉をリーグ全体で包括的に行っていることだ(他国のリーグはクラブ単位で交渉することが多い)。このためプレミアリーグは、米メディア大手ニューズ・コーポレーション(NWS)傘下の米フォックス・スポーツや英ブリティッシュ・スカイ・ブロードキャスティング(BスカイB、BSY)といった放送局との交渉で影響力を発揮しやすい。

 プレミアリーグは現在、2007年夏からの3シーズンの放映権料について、BスカイBとの間で26億ドル(約2860億円)、アイルランドの放送局セタンタとの間で7億3000万ドル(約800億円)という契約を結んでいる。さらに、世界各国の放送局と結んでいるそのほかの契約から得られる収入は、同リーグの年間放映権収入約18億ドル(約2000億円)の4分の1を占める。全体では、全世界202カ国6億世帯で放映されている。

 放映権料だけで年間37億ドル(約4070億円)の収入を上げているNFLに比べると、プレミアリーグの収入はまだ及ばない。だが、サッカーは世界的に人気が高いことを踏まえると、同リーグにはまだ成長の可能性がある。現時点では、同リーグの海外向け放映権による収入は、視聴者1人当たり16セントに過ぎない。英国内の2.6ドルとは大きな開きがある。それだけに、放映権収入を増やせる余地はたくさんありそうだ。特に有望なのはアジアだ。プレミアリーグは昼下がりにキックオフとなる試合が多く、サッカー熱が高いアジア諸国のゴールデンタイムにちょうど重なるからだ。

 「アジアの時間は好都合だ。市場の可能性としては、アフリカや北中南米諸国よりもアジアの方がずっと大きい」とデロイトのハックルトン氏は話す。

外国人投資家が続々参入

 巨額の放映権収入を当て込んだ外国人投資家が、莫大な資金を投入してプレミアリーグの人気クラブを買収する事例も増えている。特によく知られているのが、ロシア人の大富豪ロマン・アブラモビッチ氏だ。ロンドンに本拠を置くチェルシーを2003年に買収して話題となり、タブロイド紙をにぎわすことも多くなった。

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