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リーマン破綻でサムライ債発行に暗雲

外銀は日本から低コストで資金調達するのが困難に?

2008年9月18日(木)

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Kenji Hall (BusinessWeek誌、東京支局テクノロジー担当記者)
田代弘子 (BusinessWeek誌、東京支局記者)
米国時間2008年9月16日更新 「Japanese Banks Stung by Lehman Collapse

 米リーマン・ブラザーズ(LEH)が経営破綻した9月15日、日本は3連休の最終日で、東京市場の投資家には情勢を静観する猶予が1日あった。だが結局、連休が幸運をもたらすことはなかった。市場が開いた9月16日、日経平均株価は5%下落し、過去3年以上で最安値の1万1609円72銭まで値下がりした。

 最も痛手を受けたのは銀行株だった。米投資ファンド、サーベラス・キャピタル・マネジメント傘下のあおぞら銀行は、リーマン向け債権の最大の保有者で、株価は先週末9月12日から16%も下落した。

 ほかのアジア市場でも株価は急落し、韓国は6.1%、香港は5.4%の値下がりとなった。

 約115億ドル(約1兆2160億円)の運用資産を持つ日本法人のリーマン・ブラザーズ証券も9月16日、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請した。負債総額は約3兆4000億円で、日本の戦後第2位の大型倒産となる。金融庁は既に同日本法人に対して9月26日までの業務停止命令と、資産の国内保有命令を出している。東京証券取引所も同証券に対し、東証での取引参加資格停止の処分を出した。

 リーマンに対して多額の債権を保有する不運な邦銀は数多い。リーマンが破産申請に明記した大口債権者リストによれば、あおぞら銀行はリーマン日本法人の最大の債権行で、4億6300万ドル(約490億円)の融資を行っている。新生銀行みずほ銀行もそれぞれ3億6300万ドル(約380億円)、2億8900万ドル(約300億円)の債権を保有している。

邦銀は不安解消に向けて素早く対応

 邦銀各行は9月16日、損失は実際にはそれほど大きなものではないとし、投資家の不安解消に努めた。新生銀行は、無担保融資250億円、社債90億円、カウンターパーティーリスク10億円を債権として保有していることを認めた。広報担当者は、これが「現時点で生じ得る最大限の損失」だとし、「回収過程など様々な要素がまだ明確ではなく、損失はこれより少額の可能性もある」と語った。同行は声明文で、流動性と強固な資本比率により十分に対応できると明言。また、「エクスポージャーを管理し、最大限の回収を行うため、速やかに必要な措置」を取っていると述べた。

 リーマンの破産申請では全体像は明らかになっていないと論じる債権行もある。あおぞら銀行は、「リーマンの米破産法11条適用申請の記載内容や初期の一部報道と比べ、実際のネットのエクスポージャーは大幅に少なく、回収見込み額も大きいと考えている」と語った。リーマンの破産申請では4億6300万ドルの融資を行っている最大の債権者と記載されていたが、あおぞら銀行では、リスクヘッジ商品やその他の「リスク管理」の分を相殺すれば、想定されるエクスポージャーは2500万ドル(約26億円)以下の可能性もあると推計する。

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