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韓国NHN、グーグルを圧倒

ポータルサイト「ネイバー」がグーグルに完勝

2008年9月26日(金)

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Moon Ihlwan (BusinessWeek誌、ソウル支局長)
米国時間2008年9月8日更新 「In Korea, NHN Makes Google a Midget

 韓国の大学生、ソン・ジウォンさん(20歳)が検索エンジンとして「Google(グーグル)」を利用するのは、英語のウェブ文書を探す時だけ。しかも、ごくまれなことだ。普段のクイック検索には、お気に入りのポータルサイト「Naver(ネイバー)」を使う。BusinessWeek誌が選ぶ今年の「アジア成長企業ランキング(英文)」19位に入った韓国企業NHNが運営するサイトだ。

 ソンさんは、「韓国語の情報を探すのに、グーグルを利用する友達なんかいないわ」と語る。

 欧米での米グーグル(GOOG)の優位は誰もが認めるところだ。インターネット検索では圧倒的シェアを誇っている(BusinessWeek.comの記事を参照:2008年6月17日「Gunning for Google in Search」)。だが、北東アジアでは事情が異なる。特に韓国でのグーグルの立場は、“弱小”ポータルサイトの域を出ない。韓国での検索エンジンの主流はネイバーなのだ。

 グーグルが韓国語での検索サービスを始めて8年になるが、検索ページビュー数で見た韓国でのシェアは2.5%にも満たない。対するネイバーのシェアは74%。今年、検索関連広告で約5億8000万ドルの収入を見込んでいる。

 グーグルが韓国でこれほど苦戦する理由の1つは、韓国語のウェブ文書の少なさだ。この点で有利と自覚するNHNの経営陣は、コンテンツ提供者と共にコンテンツを独自に構築し、ネイバーのデータベースの充実を図ってきた。また、優位性を保つため、同社の財産であるデータベースに他の検索エンジンがアクセスするのを阻止してきた。

 「こうした状況下では、いかに優秀なグーグルの検索エンジンといえども、韓国のユーザーが求めるサービスを提供することは難しい」と、韓国ウリ投資証券のインターネット・アナリスト、ウェイン・リー氏は言う。

韓国のネット市民のニーズに応える

 NHNはグーグル封じ込めの武器の1つとして、ユーザー自らコンテンツを作成できる“利用者作成型コンテンツ”をネイバーのシステム内に構築している。6年前から始めた「Knowledge iN(ナレッジイン)」と呼ばれるプログラムである。

 多くの韓国系ポータルが追随したこの知識検索サービスのポイントは、利用者同士による質疑応答にある。質問の内容は料理のレシピからライフサイエンスまで何でもあり。読者が回答を審査し、それら何百万もの回答は、「普通」「参考になった」「非常に参考になった」「神がかり的」「まさに神」の5段階で評価される。ネイバーのデータベースには9500万件もの質疑応答事例が蓄えられており、検索結果に反映される仕組みになっている。

 ネイバーは、ナレッジイン以外にも、他社に先んじるために数多くのアイデアを採用している。例えば、8月に開催された北京五輪では、人気の高い野球の試合の一部始終をテレビ観戦できない人のためにリアルタイムで実況中継した。人気韓国人監督2人の解説を交えながら10秒ごとに更新され、テキスト形式で伝えられた。韓国が金メダルを獲得した決勝戦では、10万人もの読者がコメントを寄せ、選手たちを応援した。

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