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オバマ次期大統領を支える財界人たち

黒人財界有力者グループが熱烈に支持

2008年11月11日(火)

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Roger O. Crockett (BusinessWeek誌、シカゴ支局長代理)
米国時間2008年11月6日更新 「Obama's Business Backers Look Ahead

 11月4日午後10時、米イリノイ州シカゴ市内の公園グラントパーク。ライル・ローガン氏は両手を秋空に高く突き上げた。米民主党の2008年大統領選挙報告集会の会場に設けられたVIP席の上の巨大スクリーンに、バラク・オバマ上院議員が当選に必要な選挙人を確保し、次期大統領になることが決定したとのニュースが流れた瞬間だった。

 米金融会社ノーザン・トラストの上級副社長でアフリカ系米国人のローガン氏は、突然こみ上げた涙を抑えられなかった。「感無量だ。本当にすごいことだ」と腰に抱きつく幼い息子に手を添えながら話した。

 オバマ氏の勝利は、オバマ氏の掲げるビジョンや本人の能力・指導力が支持されたことが主因だ(BusinessWeek.comの記事を参照:2008年11月4日「Barack Obama's Victory: Three Lessons for Business」)。しかし、シカゴ財界に大きな影響力を持つ黒人有力者グループが果たした役割も大きかった。

 オバマ氏を支援するシカゴの黒人財界有力者にはローガン氏のほか、米不動産管理会社ザ・ハビタットのCEO(最高経営責任者)で政権移行チームの共同議長に就任したバレリー・ジャレット氏、米投資銀行ループ・キャピタル・マーケッツのジム・レイノルズCEO、米投資信託大手アリエル・インベストメンツのジョン・ロジャースCEO、米不動産開発会社カプリ・キャピタル・パートナーズのクインティン・プリモ3世CEO、米エネルギー大手エクセロン(EXC)傘下の米電力会社コモンウェルス・エジソンのフランク・クラークCEOなどがいる。

 こうした財界の黒人有力者は、2007年2月初旬にオバマ氏が大統領選出馬を決定してから今に至るまで、特に表立った活躍をしてきたわけではない。しかし、ペニー・S・プリツカー氏やジェームズ・S・クラウン氏といったシカゴの資産家とオバマ氏を結ぶ架け橋となってきた。また、人種別に見て黒人は比較的に低所得という広く知られた統計データに反し、黒人有力者から寄せられたオバマ氏への献金額は、ここ2年間で総額約3万ドル(約300万円)に達している。

ハイタッチで勝利を祝う

 献金と同様に重要なのは、ローガン氏らが陰の選挙対策本部のような役割を果たしてきたことだ。それは、オバマ氏が大統領選出馬を検討し始めた時期以前にさかのぼる。

 2002年後半、連邦上院議員への立候補を検討していたオバマ氏は、ローガン氏らと非公式な集会を開催した。シカゴのサウスサイド近郊のミシガン湖を見下ろす高層ビルで、当時ほぼ無名のイリノイ州上院議員だったオバマ氏は、親しい友人らとともに、政治家としての大きな夢を語り合った。

 その後、米上院議員として2年目を迎えたオバマ氏は、クラーク氏らに電話をかけ、大統領選挙に出馬すべきか相談した。62歳のクラーク氏はシカゴの長老政治家の1人でもある。同氏がCEOを務めるコモンウェルス・エジソンはイリノイ州最大の電力会社で、シカゴとイリノイ北部の400万人に電力を供給している。オバマ氏の相談を受けたクラーク氏は、ずばりと答えた。「今こそチャンスだ。出馬しろ」。

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