• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

“F1界のタイガー・ウッズ”となれるか

新星ルイス・ハミルトンの“商品価値”

2008年11月12日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

Mark Scott (BusinessWeek紙、ロンドン支局記者)
米国時間2008年10月31日更新 「Lewis Hamilton:The Tiger Woods of Racing?

 11月2日、モータースポーツファンの視線は、ブラジル・サンパウロで開催された2008年のF1最終戦、ブラジル・グランプリ(GP)決勝に注がれた。

 米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)と米大リーグ機構(MLB)に次ぐ年間収益を誇る世界スポーツの最高峰、F1選手権。世界中のファンの注目を浴びたのが、ルイス・ハミルトン(英国)だった。最終周の最終コーナー手前の逆転劇で、F1史上最年少の23歳で年間総合王者に輝いた。

 高い市場性と複数の数百億ドルのスポンサー契約を持つハミルトンは、早くもタイガー・ウッズやデビッド・ベッカムといったスポーツ界の大スターに匹敵する逸材とも期待されている。

 英リーボック(ADSG.DE)、英ボーダフォン(VOD)、独ヒューゴ・ボス(BOSG.DE)などの企業が、話題性の高いハミルトンにあやかろうと群がっている。

 ハミルトンはわずか13歳でF1チーム「マクラーレン・メルセデス」と契約。ゴーカートの欧州チャンピオンを皮切りに、各カテゴリーを次々と制覇し、F1まで駆け上がってきた。

 髪をきれいに刈り上げ、メディア対応も心得た、F1史上初の黒人ドライバーでもあるハミルトン。1年目の2007年はわずか1ポイント差で優勝を逃したものの、2年目となる今シーズンも好成績を維持、メディアへの露出も増えたことから、中国・インドなど収益性の高い新たな市場への拡大を目論むF1のシンボル的存在となってきた。

 ブラジルで勝利を手にした今、ハミルトンはモータースポーツという枠を超えて幅広い層の注目の的になりそうだ。

 甘いマスクに加え、遊び仲間のヒップホップのスター、ディディやファレル・ウィリアムスや、女性ポップグループ「プッシーキャット・ドールズ」のリードシンガーで恋人のニコル・シャージンガーなど、数多くの有名人との派手な交遊関係から、既にタブロイド紙の格好の標的となっている。

 また、“ハミルトン効果”によるF1の盛り上がりは、スポンサーにとってはまたとないチャンスと言える。普段はF1に無関心な層にまで浸透を図ることができるからだ。

スポーツの枠を超えて

 「ハミルトンはF1の新たなイメージの象徴だ。あらゆるスポンサー企業にとって非常に魅力的な存在であり、容易にF1の枠を跳び超え、幅広い市場に訴えていくことができる」と、英ブランドコンサルティング会社インターブランドのイエイン・エルウッド代表は絶賛する。

 ミハエル・シューマッハ(ドイツ)、フェルナンド・アロンソ(スペイン)、キミ・ライコネン(フィンランド)といったこれまでのF1王者は、モータースポーツ界でこそ有名だったものの、タイガー・ウッズのようにゴルフ界の枠を超えて有名になることはなかった。

 ハミルトンはF1自体の救世主ともなりそうだ。

 ルーキーイヤーの昨シーズン、英国でのF1の平均視聴率は前年のほぼ2倍に跳ね上がった。2年目の今年も、F1界のアイドルを一目見ようというファンがサーキットに押しかけ、極東で開催された上海GPやシンガポールGPでもチケットは完売。自動車レース「NASCAR(ナスカー)」の人気の陰にすっかり隠れてしまった感のある米国においてさえ、何らかの足掛かりが得られるかもしれない。

コメント1

「Bloomberg Businessweek」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

全体の2~3割の人でも理解し、動き出してくれれば、会社は急速に変わります。

中村 克己 元ルノー副社長、前カルソニックカンセイ会長