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中国、百万都市が220に増えて変わること

都市化でインフラ需要が高まり、500万棟ものビル建設も

2008年11月20日(木)

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Dexter Roberts (BusinessWeek誌北京支局長、アジアニュース担当エディター)
米国時間2008年11月13日更新 「China Prepares for Urban Revolution

 中国政府は11月9日、5860億ドル(約57兆円)の景気刺激策を鳴り物入りで発表した。その目的は恐らく、中国の景気減速への対応だろう。だが、11月11日に発表された消費者物価指数(CPI)の上昇率が4.0%と1年5カ月ぶりの低水準を記録するなど、成長鈍化が鮮明となる中、巨額の財政支出がどうしても必要な理由がもう1つある。それは、人類史上最大規模となる都市化への対応だ。

 その数字を見ると圧倒される。2025年までの17年間で、現在の全米人口を上回る3億5000万人が農村部から都市部に移動する。これにより都市人口は現在の6億人弱から10億人近くに達し、中国の全人口の3分の2以上が都市部に集中すると、米コンサルタント会社マッキンゼー・アンド・カンパニー上海支社のジョナサン・ウェッツェル取締役は予測する。

 こうした変化によって、何世紀にもわたって「農業が主体の国」とされてきた中国のイメージが覆ることになるだろう。中国の経済改革が始まった30年前は、国民の80%以上を農民が占めていた。それが6年前には約60%に減少。現在では中国の都市化率は50%弱にまで達している。

急速なインフラ需要の拡大

 新たな都市移住者の受け皿となるのは、人口1000万人以上の8つの巨大都市、及び500万~1000万人の15の大都市だ。さらに、2025年までに少なくとも221の都市が人口100万人以上を擁するようになると、ウェッツェル氏は予測する。これに対し、現在の欧州全域の100万都市はわずか35都市にすぎない。

 こうした新たな都市生活者は、経済成長の強力な推進力になると期待される。国内総生産(GDP)に占める都市部消費の割合は、現在の25%から2025年には約33%に増大する見通しだ。「都市化は中国経済の原動力であり、過去20年間にわたって生産性の向上を牽引してきた。中国は、今後20年間も成長を維持できる可能性を秘めている」とウェッツェル氏は言う。

 都市拡大に伴うインフラ需要への対応は、難題であると同時にチャンスでもある。50億平方メートル超の道路や、170もの公共交通機関の整備が必要になり、独シーメンス(SI)、米ゼネラル・エレクトリック(GE)、米キャタピラー(CAT)といった企業にとっては願ってもないビジネスチャンスとなる。今後、30階を超える高層ビル5万棟を含めて、500万棟、総床面積にして400億平方メートルを超えるビルの建設も見込まれる。

 「中国インフラ建設市場のニーズは高まる一方だ」と、建設機械大手コマツの中国総代表、米山正博氏は期待を寄せる。中国での油圧掘削機、ダンプカー、フォークリフトの今年の売り上げは、30%増の25億ドル(約2432億円)を見込んでいるという。

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