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ヤフー、救世主は現れる?

ジェリー・ヤンCEOの後継者は誰が適任か

2008年11月27日(木)

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Robert D. Hof (BusinessWeek誌、シリコンバレー支局長
米国時間2008年11月19日更新 「CEO Search: Can Anyone Save Yahoo?

 米ヤフー(YHOO)は11月17日、共同創業者の1人、ジェリー・ヤンCEO(最高経営責任者)の辞任を発表した。2007年6月に現職に就任したヤン氏は、成長の低迷と大幅減益に陥っていたヤフーの経営の立て直しに失敗。実質的な引責辞任の形で、波乱に満ちた短い任期を終える。ヤン氏は今後、以前の「Chief Yahoo(チーフ・ヤフー)」の立場へ戻る。取締役にはとどまり、これまで同様、戦略策定にかかわっていくという。

 これを受け、ヤフー取締役会は正式に新CEOの人選に着手したが、問題点も数多くある。その最たるものは、「低迷するヤフーを救える人物が果たして見つかるか」どうかだ。

 とはいえヤフーは、経営破綻が危惧される状況にあるわけではない。2008年度の収益見通しは54億ドル(約5400億円)と、黒字経営が続く。それにもかかわらず、ヤフーはジレンマに直面している。大胆な事業縮小はほぼ不可避な状況にあり、野心的で指導力がありながらも、事業部門の売却やさらなる人員削減、あるいは完全身売りさえ厭わない人物を探さなければならないのだ。

 「誰がCEOに就任するとしても、思い切った再編が必要だろう」と、米投資銀行トーマス・ワイゼル・パートナーズ(TWPG)のリサーチ部門インターネット・サービス担当責任者クリスタ・クォールズ氏は話す。

 というのも、ヤフーはインターネット上で確固たる存在感を維持しながらも、応急措置ではいかんともし難い“三重苦”にあえいでいるからだ。

 第一に、検索の王者、米グーグル(GOOG)や、「Facebook(フェースブック)」及び米ニューズ・コーポレーション(NWS)傘下の「MySpace(マイスペース)」といった急成長するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)には大きく水をあけられている。

 また、今年第3四半期決算では前年同期比わずか3%の増収にとどまり、純利益は64%も減少した。景気悪化により、ヤフーの屋台骨を支えるオンラインディスプレー広告事業に特に大きな影響が出るのではとの懸念も広がっている。

 さらに、とりわけ深刻なのが株価だ。ヤフー株は、ヤン氏辞任の報を受けた翌18日には9%近く上昇したが、それでも11ドル前後にとどまる。約5カ月前に打ち切られた買収交渉時に米マイクロソフト(MSFT)が提示した最終買収額、1株33ドルの3分の1の水準だ。

アイカーン氏が望む新CEOの条件

 こうした状況から、新CEOは迅速かつ断固たる措置を講じる必要に迫られるだろう。今夏の委任状争奪戦(プロキシーファイト)の中止と引き換えに、“物言う投資家”カール・C・アイカーン氏と同氏指名の2人がヤフー取締役の座に居座っている現状ではなおさらだ。

 CEO人選の関係筋によれば、ヤフーのロイ・ボストック会長、長く取締役の座にあるゲイリー・ウィルソン氏とアーサー・カーン氏、アイカーン氏派のフランク・ビオンディ氏の各取締役で構成される選考委員会は、既に数週間前から人選を始めており、50人の候補者リストの中から5人にまで絞り込んでいるという。

 今後、米人材コンサルティング会社ハイドリック・アンド・ストラグルズ・インターナショナル(HSII)の協力のもと、数日中にも候補者への打診を開始。数週間以内に最終決定する方針と見られる。

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